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「ZEFT Z45BSD」のジサトライッペイカスタムモデルの性能をチェック

PCケース「North」を使ったBTOPC、ゲーミング性能も丁度いい!

2024年07月27日 12時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

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「ZEFT Z45BSD」のジサトライッペイカスタムモデル

 パソコンショップSEVENは、豊富なPCケースやPCパーツのラインアップがあり、BTOパソコンのベースモデルから、さらに自分好みに色々とカスタマイズできるのが大きな特徴だ。また電源が不足する、エアフローが足りないといった構成は、選択の段階でできなくなっているので、パソコンに詳しくない人でも、安心してカスタムできる。

 自由度の高いカスタマイズが可能ということで、アスキー編集部のジサトライッペイとつばさにも、今ほしいBTOパソコンをテーマにカスタマイズしてもらった。どのような理由で構成したのかは以下の記事をチェックしていただきたいのだが、今回はジサトライッペイがカスタマイズしたモデルがどのようなマシンなのか、チェックしていく。

 ジサトライッペイがカスタマイズしたベースモデルは「ZEFT Z45BSD」。Fractal Designの「North」ホワイトモデルを採用したゲーミングパソコンで、標準構成は以下のとおり。

ジサトライッペイが自分好みにカスタマイズ

HWiNFO64 Proで搭載パーツをチェック

標準構成の主なスペック
モデル名 ZEFT Z45BSD
CPU Core i7-14700KF
CPUクーラー CoolerMaster 240L CORE ARGB
グラフィックス GeForce RTX 4060 8GB
メモリー Crucial DDR5-4800 32GB(16GB×2)
ストレージ SSD WD Black SN770 1TB(m.2)
マザーボード ASUS TUF Gaming H770-PRO WIFI
光学式ドライブ DVDマルチ ブラック(外付けUSB)
PCケース Fractal North ホワイト
電源ユニット 80PLUS Gold 750W電源
OS Windows 11 Home(64bit)
価格(税込) 29万8980円

 ジサトライッペイは、ここからさらに価格を下げるべく、以下のカスタマイズを実施している。

CPU:Core i7-14700KF→Core i7-14700F
マザーボード:ASUS TUF Gaming H770-PRO WIFI→ASRock B760M Pro RS WiFi
CPUクーラー:CoolerMaster 240L CORE ARGB→Deepcool LE520
SSD:WD Black SN770 1TB→SSD Crucial T500 1TB
光学式ドライブ:DVDマルチ ブラック(外付けUSB)→なし
価格(税込):29万8980円→29万2520円

※取材時の構成となります。販売終了しているカスタマイズパーツもあるので、詳細は直販サイトを参照ください。

 この変更で6460円価格を下げることができる。ただ、SSDのみ現在はCrucial T500 1TBよりWD Black SN770 1TBのほうが価格が下回っているため、こちらは価格で考えるなら変更しないほうがよさそうだ。変更なしだとさらに4400円価格が下がり、28万8080円となる。

 前回は、ZEFT Z45BSDのジサトライッペイモデルの外観について紹介した。今回は、どれくらいの性能があるのかをチェックしていこう。

フルHDとWQHDは快適だが、4Kは厳しめ
重量級ゲームのレイトレオンはフルHDまで

 まずは、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」を計測した。スコアは、4Kが5406(普通)、WQHDが11124(とても快適)、フルHDが17397(非常に快適)という結果になった。フレームレートをみると、平均は4Kが38.3fps、WQHDが79.1fps、フルHDが124.6fpsに。FFXIVは黄金のレガシーになってから負荷が高くなったため、4Kだと60fpsを大きく下回ってしまった。しかし、WQHDとフルHDは60fpsを超えているので、フルHDとWQHDでは十分快適にプレイできるだろう。

4Kでの結果

WQHDでの結果

フルHDでの結果

計測時のフレームレート

 Apex Legendsのゲームプレイ時のフレームレートを計測してみた。テクスチャフィルタリングの割り当てを「極」に設定し、射撃訓練所を周回した際のフレームレートを「Fraps」で計測した。

Apex Legendsのフレームレート計測結果

 結果は4Kでも平均100fpsを超えており、WQHDでは200fps近く、フルHDでは240fps以上となっている。Apex Legendsであれば、高解像度かつ高リフレッシュレートのゲームプレイが可能となっている。

 重量級タイトルの「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」のゲーム内ベンチマークを計測。こちらも、クオリティプリセットを「ウルトラ」に設定して計測したところ、4Kでは厳しい結果に。WQHDではギリギリ平均が60fps届かず、フルHDは快適にプレイできるという結果だった。

「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」のゲーム内ベンチマーク結果

 「サイバーパンク2077」のゲーム内ベンチマークでは、「レイトレーシング:ウルトラ」と「ウルトラ」の2つの設定で計測。結果は、レイトレーシング:ウルトラの場合は4KとWQHDでは厳しいが、フルHDではしっかり遊べるという結果に、ウルトラは4Kでは厳しめ、WQHDとフルHDではしっかりプレイ可能という結果になった。

レイトレーシング:ウルトラでの結果

ウルトラでの結果

 以上のように、軽~中量級のタイトルは4Kまで、重量級のタイトルはWQHDまで、重量級+レイトレーシングはフルHDまでといった結果になった。Core i7とGeForce RTX 4060という構成を考えると、妥当な結果といえるだろう。

 では、一般用途についてもチェックしておこう。パソコンの総合性能を計測できる「PCMark 10」では、総合スコアが8946となった。

「PCMark 10」の結果

 詳細をみていくと、アプリ起動速度、ビデオ会議、Webブラウジングの性能を測る「Essentials」が11832。表計算や文書作成のオフィスソフト性能を測る「Productivity」が11151。写真編集や動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」が14727だった。

 すべて1万を超える高スコアなうえ、クリエティブ性能のDCCのスコアもかなり高め。これくらいのスコアがあれば、写真・動画編集もしっかりとこなせるだろう。

 最後に、ストレージ性能をチェックできる「CrystalDiskMark」をチェック。結果はシーケンシャルリードで7098.85MB/s、ライトで6671.19MB/sとなった。ゲームはもちろん、動画の書き出しなども高速にこなせるスコアといっていいだろう。

「CrystalDiskMark」の結果

オシャレでゲームやクリエティブに使えて30万円以下!

 ZEFT Z45BSDは、Fractal Northを採用しており、オシャレなパソコンですくの構築はもちろん、リビングパソコンとしても違和感なく設置できる1台となっている。加えて、フルHDやWQHDでのゲームプレイや、クリエイティブにもしっかり使える性能となっている。それでいて価格は標準で29万8980円からと30万円を切る価格で購入可能となっている。

 オシャレなパソコンでかつゲームやクリエイティブ性能を備えたマシンがほしいという人は、チェックしてみてはいかがだろうか。

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