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いま聴きたいオーディオ! 最新ポータブル&ハイエンド事情を知る 第25回

「コレいいじゃん!」と思わずポチりたくなった高音質、beyerdynamic「Verio 200」を早速聞いた!!

2024年07月12日 11時00分更新

文● ASCII

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いま使うなら、絶対このタイプの製品が欲しいよね!!

 以上、前置きが長くなったが、ここで紹介するのはbeyerdynamicの中では新しいジャンルとなる完全ワイヤレスイヤホンの新機種「Verio 200だ。

 既報の通り、「開放型の完全ワイヤレス」というのはブランド初の試み。耳をふさがず快適に使える機種と言うのは上に述べたような、スポーツ/会議など新しい用途にもマッチする。最近主流の密閉型(カナル型イヤホン)は、細かな音の聞こえや低域の再現などに優れる一方で、長時間着けていると疲れたり、ヒアスルーなどの技術を活用しないと外音が取り込めず、スピーディーに反応できない場合などもある。

 こういったデメリットは開放型であれば意識せずに済む。使い勝手も軽快だ。そうなると気になるのはbeyerdynamicらしい音質が得られ、快適な操作感や最高のオーディオ体験が得られるかどうかになるだろう。

 発売はまだ先だが、一足先に実機を試す機会があったので、簡単にその魅力を紹介していこう! なお、輸入代理店のオーディオブレインズは7月13~14日に秋葉原で開催される「ポタフェス 2024 夏」に出展予定。同製品の展示もするそうなので、気になる人はぜひ会場に脚を運んでチェックしてほしい。

こちらがパッケージ

 それでは外観から音質、操作感までを順に見ていこう。しっかりとしたつくりのパッケージはおなじみのbeyerdynamicロゴを下地に、その上に写真付きで製品の名前や主要機能のアイコンを載せた分かりやすいもの。最近のbeyerdynamic製品では共通の作りだ。

空けると充電ケースとご対面

 封を切って箱を開くと、充電ケースとご対面。これはトレーシングペーパーでしっかりと保護されている。楕円形で扁平なケースのサイズは69.5×25×100mmと大きめ。3色が選べるが、評価機のカラーでは河原や庭園などで見かける丸石のようにも見える味わい深い外観だ。質感はマットで、自然で安心感や親しみを感じさせる仕上がり。一方で、天板のロゴは金のシルク印刷、開いた内側のフォント類も銀色にするなどゴージャスさも兼ね備えている。

あのロゴとbeyerdynamicの文字がさりげなくプリントされている

 ケース中にはフック型のイヤホン本体が収まっている。このデザインには斬新さもあるのだが、質感やカラーリングはケースとも調和がとれたものであり、アイボリーでマットな質感と金属質のきらりとした光沢感を組み合わせるなど、どぎつくなりにくくまとめている。全体の統一感は保ちつつ、部分部分で質感を変え、光沢感とマットの対比をうまく変化させているわけだ。全体に上品な仕上げであり、奇抜さではなく上質さ/品位の高さをより多く強く感じさせるものとなっている。

 友だちに見せたら、高そうなイヤホン買ったねと称賛されるかもしれない。

ケースを開いたところ

パッと見で3つの異なる質感を組み合わせている

 分解図を見ると分かるが、コアとなるデバイスや基板類はドライバーのハウジング部分に収められているようだ。それに耳の裏側に回して重量バランスを取るための長い部分(写真ではゴールドのメタリック塗装された部分)があり、両者はやわらかいシリコン製の素材で連結している。ハウジング部は前後にチルトするほか、シリコン部分が自由な形状で耳にフィットする。重量は片側10.8gあるが、装着の負担は感じず、長時間でも快適に使えそうだ。

分解図、大型のドライバーを搭載している

 内蔵するドライバーは16.2mm径と大型で、カスタム設計のグラフェンネオジムドライバーとしている。これは振動板にグラフェンコート、駆動にネオジム磁石を使用するという意味だろう。Bluetooth 5.3でaptX Adaptive、aptX Lossless、AAC、SBCコーデックに対応するので、伝送の安定性、音質、低遅延のいずれの意味でも安心感がある。本体はIPX54対応だ。

 フック型で開放型のイヤホンとしては形状やスペックは他社に近いものもある。もしかしたら一部がプラットフォーム化(共通化)されているのかもしれないが、カスタムドライバーと表現していることからも、使用する電子部品やドライバー、ソフトなどにbeyerdynamicとしての細かな調整が入っていると想像できる。つまり音は独自のものなのだろう。

 バッテリー駆動時間は本体のみで8時間。これも十分に長く、IPX54の防滴仕様となっている。

アプリ画面

 今回は詳しく試せなかったが、beyerdynamic Appで5バンドのEQ調整が可能とのこと。本機は対象ではなさそうだが、beyerdynamicのワイヤレス製品は個人最適化機能も利用できるので、今後はそういった対応も期待したいところだ。

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