バーチャルキャラクター召喚装置などを開発するスタートアップGateboxが7月3日、飲食店向けの新しいAI接客サービス「AI幹事」を発表した。最新の画像認識AI技術を使い、お客さんのグラスの空き具合を見てタイミングよく次の一杯を提案するという。
「AI幹事」は、テーブルに置いたタブレットのカメラでグラスを監視。画像を読み取れるOpenAIのマルチモーダルAIモデル「GPT-4o」を使って、ビールの残量を認識し、おすすめのドリンクや料理を提案する。楽しい酒の席を演出しつつ、店の売り上げアップにも貢献するという仕組みだ。
AIは乾杯の挨拶もしてくれる。ユーザーがグラスを持ち上げると、AIが率先して乾杯の音頭を取る。少し堅苦しいけど感情豊かな表現で、場を和ませてくれるそうだ。
AIキャラクターの見た目は自由にカスタマイズ可能で、店の雰囲気に合わせたキャラクターも作成可能。
Gateboxによれば、このサービスは日本のキャラクター文化と最新AIを組み合わせた「日本ならではの遊び心のあるAI接客体験」を目指して開発されたという。
飲み会の雰囲気を盛り上げつつ、店の売り上げアップにも貢献する。そんな一石二鳥のAIサービスが、これからの飲み会をどう変えていくのか、注目だ。