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上位モデルは今後も増えるであろう四角いLCDディスプレーのCPUクーラーを採用!

人気上昇中の液晶付きCPUクーラーを中心に映えBTOPCを構成! そのコダワリを聞いた

2024年06月29日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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ケースは何を選べばいい? という質問が多い
コダワリの映えパソコンがほしい人が増えている

──御社のBTOは多くのケースを揃えている点が特徴的ですが、ケースに関する問い合わせって多いんでしょうか?

中嶋氏:とても多いですね。とくに「ケースは何を選べばいいですか?」と質問されるお客様が多いです。そのとき、僕はまず「どこに置くご予定ですか?」と聞きます。机の上に置くのか下に置くのかで、机の高さによっては机の下に入らないケースもありますし、ケースのサイズはある程度絞ることができます。次に机の上であれば、机の横幅をお聞きすればケースのサイズはかなり決まってくると思います。

真重氏:大まかな方向性として、まずビデオカードとCPU、CPUクーラーが決まっていれば、それに合うケースが自ずと絞られてきます。そのうえで静音性の高さ、拡張性、エアフローなど、こだわる要素を突き詰めてお選びいただくのがよろしいかと思います。また仕様だけでなく、見た目やブランドで選ぶのも1つの方法でしょう。弊社はケースの品揃えが多いので、こだわって選びたい方にも気に入っていただけると思います。

まずは置き場所からケースを選定していくと語る中嶋氏(写真左)と、こだわる要素を突き詰めていくと話す真重氏(写真右)

──御社が採用する/しないといったケースの基準はどこにあるのでしょうか?

中嶋氏:採用の最終判断を行なう社長の西川に聞いたところ、最初に見るのがケースの剛性、つまり頑丈さとのことです。価格に関係なく、たゆんでしまうようなケースは弾きます。弊社では30種類程度のケースを取り扱っていますが、そのいずれもがそれをパスしたモデルなので、剛性については問題ないと自負しています。

──ZEFT Z45EHにはビデオカードのステイが装着されていますが、ZEFT Z45EGには用意されていないのはなぜですか?

中嶋氏:GPUが異なるためです。弊社ではステイを付けるか付けないか、RTX 4070 Ti SUPERを1つの目安としています。そのうえで、カードの重量を計測してみて重いようならステイを装着しています。今回のZEFT Z45EGですと、GPUは「GeForce RTX 4070」ですし、カードの重量もさほど大きくはないのでステイは省略させていただきました。

ZEFT Z45EHのビデオカードには支えとなるステイが装着されている

──少し話が逸れるのですが、御社において型番はどのように決めているのでしょうか?

真重氏:まず最初の1文字目はインテルさんのCPUを採用していれば“Z”、AMDさんのCPUであれば“R”となります。次の2桁の数字ですが、これは弊社における世代を表しています。弊社では、CPUやGPUの新シリーズが登場すれば、それに合わせてフルモデルチェンジを行なっていて、それが弊社での世代にあたります。そのため、ZEFT Z45EHを例に挙げるとインテルさんのCPUを採用した47世代のパソコンということになります。一方、ZEFT Z45EGは45世代と少し古い位置付けとなりますが、これはもともと基本になるモデルが45世代にあり、それの派生モデルという扱いのためです。最後の2つの英文字は、これまでのモデルに被らないように、語感がイメージに近いものを選んでいます。特定のゲームを意識したモデルの場合は、そのゲームに関する文字列を付与しますが、基本的には通し番号のようなものと思っていただけると助かります。

──系統立てた命名をしていくほうがわかりやすくないですか?

中嶋氏:弊社がゲーミングパソコンのZEFTシリーズを立ち上げる前は、Windowsがインストールされていれば型番に“W”を付けるなど全部識別できるようにしていました。ですが、弊社では100モデル以上の製品がありますので、それぞれに意味のある型番を付けていくと、呪文のように大変長くなってしまいます。そこで、CPUの種別と世代は分けて、あとは通し番号のような英文字でモデル名を付けようということになりました。

型番の最初の文字はCPUのメーカー名を、続く2桁の数字は世代を表していると話す中嶋氏

──そのほかの特徴は何かありますか?

中嶋氏:ZEFT Z45EHでは、マザーボードにASUSさんの「ROG STRIX Z790-F GAMING WIFI II」を採用しています。こちらは、弊社では今回から新たに取り扱うモデルです。従来は「ROG STRIX Z790-F GAMING WIFI」を取り扱っていまして、今回のモデルはその後継機という扱いなのですが、無線LANにWi-Fi 7をサポートしている点が最大の特徴です。まだまだWi-Fi 7に対応したルーターは少ないですが、いち早く使ってみたい、いずれWi-Fi環境を新しくされる方にはこのタイミングで先にPC側を準備されてはいかがでしょうか。

ZEFT Z45EHの背面の様子。I/O部のアンテナ端子にも、しっかりとWi-Fi 7と記載されている

ZEFT Z45EGの背面だが、こちらのUSBは全部で6ポート用意されている

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