上位モデルは今後も増えるであろう四角いLCDディスプレーのCPUクーラーを採用！

人気上昇中の液晶付きCPUクーラーを中心に映えBTOPCを構成！ そのコダワリを聞いた

LCDディスプレー付き簡易水冷クーラーの人気は高い
パソコンをショーケースと捉える人に人気

──今日はよろしくお願いします。まずは、それぞれのモデルの特徴を教えてください。

真重 翔氏（以下、真重氏）：はい、分かりやすいところでは見た目ですが、スペックにも差があります。見た目に関しては、どちらも「Corsair 4000D Airflow TG」ですが、「ZEFT Z45EH」が黒で、「ZEFT Z45EG」白になります。黒に関してはCPUに「Core i9-14900KF」、GPUに「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」（以下、RTX 4070 Ti SUPER）を採用したハイエンド向けモデルです。CPUクーラーにASUSさんの液晶搭載水冷クーラー「ROG RYUJIN III 360 ARGB」を搭載している点が最大の特徴です。「ZEFT Z45EG」はビデオカード含め、白のパーツを採用したミドルハイレンジ向けのモデルとなります。こちらのCPUクーラーはNZXTさんの液晶搭載水冷「KRAKEN RGB 360 White」です。

ハイエンド向けモデルのZEFT Z45EH

一方こちらはミドルハイレンジ向けモデルのZEFT Z45EG

中嶋 孝昌氏（以下、中嶋氏）：RTX 4070 Ti SUPERは、弊社で一番人気が高いGPUで、多くのゲームが快適に遊べる性能を備えていますので、多くのお客様に喜ばれる仕様になっていると思います。

──そもそもなんですが、どうして今回ディスプレーの付いた簡易水冷クーラーを主軸に置いた製品展開を考えたのですか？

中嶋氏：弊社では以前からLCDディスプレー付きの簡易水冷クーラーを取り扱ってきたのですが、最近次第に選ばれるお客様も増えてきています。さらに、CPUクーラーメーカーの話を聞いている限りでは、今年はそういった類の製品が増えてくるということなので、弊社でもお客様にわかりやすく製品展開をする必要があるのかなと考え、ZEFT Z45EHとZEFT Z45EGの2つのモデルをご用意させていただいた次第です。

──そんなに人気なんですか？

中嶋氏：はい。ROG RYUJIN III 360 ARGBやKRAKEN RGB 360 Whiteは、各種温度などをリアルタイムで表示できるのはもちろんなのですが、気にいった画像や動画を表示させることも可能です。ですので、パソコンをショーケース的に捉えるお客様も多く、そういった方にとってはディスプレーの付いた簡易水冷クーラーは、かなり心に刺さるのではないでしょうか。

真重氏：ディスプレーを装備した簡易水冷クーラーはいくつか登場していますが、その形状はほとんどが円形です。その中でROG RYUJIN III 360 ARGBは、四角いディスプレーを採用していまして、最初見たときはかなり驚きました。ですが、ディスプレーの面積が広くて、実は前世代から内蔵メモリが2倍に増やされています。これにより、長めの動画を表示することも可能になっていますので、その用途ではかなりうれしい仕様といえます。

ZEFT Z45EHの簡易水冷クーラーはROG RYUJIN III 360 ARGB。四角いディスプレーが特徴的だ

ZEFT Z45EGではCPUクーラーにKRAKEN RGB 360 Whiteを採用している

ZEFT Z45EHを使用し、ROG RYUJIN III 360 ARGBの液晶ディスプレーにZEFTシリーズのロゴを映し出す実演をする真重氏