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FIIO、BA10ドライバー搭載のフラッグシップ機「FA19」を発売

2024年06月07日 11時00分更新

文● ASCII

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FIIO FA19

 エミライはFIIOブランドの新イヤホン「FA19」を6月14日に発売する。価格はオープンプライス。実売価格は18万7000前後になる見込み。合計10基のバランスド・アーマチュア型(BA型)ドライバーを搭載。内訳は、高域を4基(Knowlesの「SWFK-31736」)、中域を2基(同「ED」シリーズの特別仕様品)、低域を4基(FIIOとKnowlesが共同開発したカスタムドライバー)となる。

FIIO FA19

 3ウェイ(高域・中域・低域)の帯域分割に利用するクロスオーバーネットワークには、医療グレードで許容差0.1%という高精度のルビコン製フィルムコンデンサーを使用している。

FIIO FA19

ドライバーは片側合計10基

FIIO FA19

ネットワーク回路

 10基のBAドライバーを正確に配置し、様々な高音質技術を搭載するために、0.0375mmまでのプリント精度を持つ高度なDLP-3D印刷方式で作られた3Dプリント筐体を採用。深みのある低域を実現するために、3Dプリンターを用いて作成されたネガティブ・フィードバック低域向上システムも搭載している。これは低域用のドライバーが発する低周波をシェルの背面に誘導し、共鳴周波数を下げ、低域の再生レンジを拡張する技術とのこと。加えて、低域が中域・高域に干渉して音が濁らないようにするFIIOの特許技術「S.Turboテクノロジー」も搭載。低域用BAドライバーが発する高音成分をフィルタリングする。

FIIO FA19

S.Turboテクノロジーの概念図

 付属ケーブルは、28本の撚り線をさらに8つ編みした合計224本の高純度純銀素材を使用。TPU被覆により絶縁されたケーブルを4本編み込み、ピュアな音楽信号の伝達を実現している。イヤホン側コネクターはMMCX、プレーヤー側は交換可能プラグになっているため、3.5mmアンバランスと4.4mmバランス接続の両方に対応可能となっている。

FIIO FA19

スイッチを装備

FIIO FA19

周波数特性の変化

 再生周波数特性は10Hz〜40kHz、インピーダンスは10Ω(1kHz)、感度は106dB/mW(1kHz)、イヤホンの質量は片側約7g。

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