検出機能にアクションを割り当て
ハンドジェスチャーでの操作も可能
本格的なのが各種検出機能。異常音、人などの移動、登録した顔の検出、見知らぬ顔の検出、人間・ペットの検出、ジェスチャーの検出などをトリガーにして、さまざまなアクションを実行可能。たとえば、見知らぬ顔が検出されたらクラウドに映像を録画する……といったアクションを自動実行できるわけです。
個人的にユニークだなと思ったのがジェスチャー操作。「スマートカメラG3ハブ」に向けたハンドジェスチャーを出せば、割り当て済みのアクションを自動実行可能です。
「OK Google」とか「アレクサ」とか言いたくない気分のときとかあるじゃないですか? また、ビデオ会議などに参加しているときにウェイクワードを発声すると、ほかの家の子(デジタルアシスタント)が動き出しかねません。そんなときハンドジェスチャーで操作できるというのは、非常に便利だと思います。
IRコントローラーで赤外線リモコンを操作できます
また本製品にはIRコントローラーが内蔵されており、従来の赤外線対応家電などをコントロール可能です。別途スマートリモコンを購入する必要がないのは、出費的にも、セットアップの手間的にもうれしいところです。
スマートリモコンとしての機能は、専用品とほぼ同等。プロファイルは海外メーカー含めて数えたくないほど用意されており、データベースに存在しない製品でも学習機能で登録可能です。また赤外線リモコンの到達範囲も広く、真後ろや上に設置されていても操作できました。
マニュアルは難ありだが機能には満足
「スマートカメラG3」は見守りカメラとしては機能が充実しています。画質は良好で、ナイトビジョン機能も搭載。さらに被写体追跡や、ジェスチャー機能を用意されており、ハブ機能、赤外線リモコン機能を活用することでほかのデバイスとの連係も可能です。
ただし、日本語マニュアルを「Aqara」アプリからしか参照できないこと、また、「Aqara」アプリ内の日本語がちょっと怪しい点が気になりました。特に「Matterにさらされる」という誤訳は、重要な機能だけに早めの修正を期待したいところです。
マニュアルが比較的簡素なので使いこなすのには多少の試行錯誤が必要ですが、見守りカメラ、スマートリモコン、ハブとしての機能性は高いので、一度スマートホーム関連製品を触ったことがある方なら満足度の高い製品と言えるでしょう。
