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COMPUTEX TAIPEI 2024レポート 第12回

これは待ち遠しい! インテルの次世代CPU「Lunar Lake」はモバイル向けなのにゲームとAI処理が得意

2024年06月04日 12時00分更新

文● 中山智 編集●北村/ASCII

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 インテルは6月4日から台北にて開催のCOMPUTEX 2024にあわせて、プレスツアーを開催。次世代のモバイル向けプロセッサーとしてロードマップでアナウンスされていた開発コードネーム「Lunar Lake(ルナ レイク)」のアーキテクチャーなどの詳細を発表した。

インテルは台湾でプレスツアーを行ない、Lunar Lakeについての詳細を明かにした

「Lunar Lake」を紹介する Michelle Johnston Holthaus氏(Executive Vice President and General Manager Client Computing Group)

電力消費は3分の1、パフォーマンスは約4倍向上

 Lunar Lakeは、2024年後半に市場へと投入される、次世代の低消費電力なクライアント向け製品。インテルはLunar Lakeを設計するにあたって、「画期的なx86電力効率」、「グラフィックの大幅な飛躍による素晴らしいモバイルゲーム体験の実現」、「将来対応のAIコンピューティングにより、優れたユーザーエクスペリエンスの実現」、「優れたコア性能」、「次世代にスケールアップ可能な拡張スケーラビリティ」をポイントとしている。

Lunar Lake開発においての基本ポイント

 インテルの(3Dパッケージング)とメモリーオンパッケージを介して接続された2つのタイルで構成されており、CPUの構成はEコアとPコアの組み合わせ。Meteor Lakeで採用されていたLPEコアは搭載していない。Eコアのアーキテクチャーは「Skymont」で、Pコアのアーキテクチャーは「Lion Cove」となっている。

Foveros(3Dパッケージング)による設計

CPUの構成はEコア+Pコア

 Eコアは、Meteor Lakeで搭載していたLPEコアと比較すると、シングルスレッドでは最大で電力消費は3分の1、パフォーマンスは2倍にも達している。マルチスレッドでも最大で消費電力は同じく3分の1で、パフォーマンスは約4倍の向上がみられるという。

Eコアの特徴

 PコアはMeteor Lakeで搭載している「RewoodCove」のPコアと比較すると、IPCのワークロードで14%の性能向上がみられ、パワーパフォーマンスは最大で18%の優位性がみられている。

Pコアの特徴

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