LINE WORKSは5月21日、2023年8月に実施した5社共同実施による「インターンシップ共同実施プログラム」に参画し、「第7回 学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」にて大賞を受賞したことを発表した。
「学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」は、学生アンケート、学生選考会、選考委員会(大学教授、大学関係者、企業、省庁、マイナビ等)などの第三者評価を経て、学生の社会的・職業自立に貢献した就業体験プログラムを実施した法人に対し、大賞、文部科学大臣賞、地方創生賞、優秀賞、および入賞をそれぞれ選出するもの。全国1013法人1115プログラムが参加する今回、本プログラムも初エントリーし大賞に選出された。
人手不足が課題となっている建設業界において、業界・企業の魅力発信と人材育成・定着が急務とされているなか、現場ではインターン単位認定校増加による受入企業の不足や、希望する実習先へ行けない学生もいることなどが課題となっている。
大賞に選出された本プログラムでは、このような建設業界全体の課題に対する解決策として、企業側の負担を軽減しながらインターンシップの受け皿を増やす仕組みを構築。現場実習とキャリアデザインを組み合わせた研修内容を通じ、多面的な仕事の理解を深め、学生の行動力と考える力の育成ができるよう工夫したこと、また5社それぞれが強みを活かし学生と向き合うことで極めて高い学生満足度を得た模範となるべきプログラムとして高く評価されたという。
本プログラムが成功した背景には、ITツールを導入したことが大きなポイントとなっている。複数社共同実施によって学生の受け入れ先を各社へ分散し企業負担軽減につなげたほか、プログラム全体を通じたコミュニケーションにおいて、実際に建設業界での浸透もすすむLINE WORKSの導入サポートも実施した。
また、現場実習やCAD講習に加え、LINE WORKS本社では学生のキャリア形成サポートとしてキャリアデザインに関するワークショップも開催。3K(きつい、危険、汚い)のイメージが強い建設業界で働き続けるキャリアを想起させ、就業意欲を高めてもらうことで、若手の人材流出を防ぐことを目指している。
さらに、LINE WORKSやフォトラクションが提供するモバイル用施工管理アプリ「Photoruction」をプログラムの中で利用することにより、参加した学生の建設業界に対するイメージを払拭し、デジタル化が進んでいることを体感できた点も高い満足度につながったとしている。