キリンホールディングスは5月20日、電気の力で食品の塩味やうま味を増強する「エレキソルトスプーン」を発売した。価格は1万9800円。
減塩食品でも塩味を感じやすく
エレキソルトスプーンは、同社が明治大学総合数理学部宮下芳明研究室との共同研究をもとに開発した製品。独自の電流波形技術を搭載し、スプーンの先端から食品に微弱な電流を流すことで塩味やうま味を増強する仕組みだ。
同社の試験では減塩食品の塩味を約1.5倍増強することに成功。減塩食特有の塩味の薄さを補うことで、より美味しく減塩食を楽しめるとしている。
3Vリチウム電池(CR2)を利用したバッテリー駆動式で、サイズは約250×38×25mm、バッテリーを除いた本体重量は約60g。スプーンの柄の部分にあるスイッチを操作することで、強度を4段階で調節可能だ。
なお、未成年者や心臓ペースメーカーの利用者は本製品を使えないことがあるため、購入前に公式オンラインストア掲載の「安全上のご注意」を確認しておくとよいだろう。
公式オンラインストアでの初回販売台数は200台。6月2日まで予約を受け付けているが、予約数が販売台数を上回った場合は抽選となる。実店舗での販売は6月中旬より、「ハンズ」の一部店舗で開始予定だ。