廃校を引き継いだJAPANNEXTに激エモなイベントに立ち会った
廃校を買い取ったら卒業生がタイムカプセルを掘りに来た
廃校を買い取ったら卒業生がタイムカプセルを掘りに来た。
そんな素敵な出来事があったのは、ディスプレーメーカー「JAPANNEXT」。同社は2023年3月1日から本社を移転しており、千葉県いすみ市の「旧中川小学校」の校舎を現在の社屋としている。
校庭も含め、元・小学校がまるごと同社の敷地となり、教室や廊下に立ち入ると懐かしい雰囲気を感じた。大人になると、教員職でもなければ学校に立ち入る機会などまったく無いので、いつでも童心に戻れるような環境で働ける社員さんが羨ましい。
それでいてIT企業らしい内装が洗練された様子も見える。学校としての設備を残しつつも、オフィス内はきれいに改装されており、築50年の年期を感じさせない。同社のオフィスは、以下の記事で詳しく紹介しているので、気になる人は参照いただきたい。
●これまでの本社取材記事
・山を開墾する案も!? ディスプレー会社JAPANNEXTは、なぜ田舎の廃校を本社にしたのか
・体育館はまるっと修理スペースに!廃校に本社を移転したJAPANNEXT取材レポ
・廃校を本社に改装したメーカー、JAPANNEXTに1泊して特定外来生物・キョンを食べた話
今回、同社の開発中の未発売ディスプレーをお見せいただくということで、本社にお邪魔することになった。開発中ディスプレーの紹介は、別記事「折り畳みできる2画面モバイル液晶!JAPANNEXT本社で見た開発中モデルが欲しすぎる」を参照。
筆者たちが本社に到着したのはお昼ごろ。社内をグルっと見学したのち、 訪れた際、入口には「ご入学おめでとうございます」「ご卒業おめでとうございます」の看板が設置されていた。これはタイムカプセルを掘りに来る卒業生への計らいのようで、同社も歓迎していた様子。
タイムカプセルを埋めたのは敷地の端にあるプール場の裏だという。プールはこれから活用法を検討中とのことで、周辺は自然と一体のままだ。
今回、タイムカプセルを探しに来ていたのは、2004年の卒業生の方々だという。7人の元生徒さんと、当時の先生も同行しており、埋めた時の記憶を頼りに周辺を掘り起こしていく。
筆者たちが取材中もタイムカプセル探しは続いており、かなりの時間探索していたが、20年以上前に埋めたものだけあり、見つけるのは困難を極めていた。
埋めた場所についても意見が割れていたりと、やはり子どもの時に埋めタイムカプセルを探すというのはなかなか難しいのか……と思わせる様子。3時間ほど探していたが、残念ながらタイムカプセルが見つからなかったようだ。
その後、卒業生の方々はJAPANNEXTの計らいで現在のオフィスを案内してもらっていた。かつての教室や職員室など、役目は変わっても学校の形は残っているため、自分たちが通っていた頃の思い出を語りあっていてとても楽しそうだった。
また、驚くことに旧・夷隅小学校 卒業生の方とJAPANNEXTの社員さんとで高校の同級生という再会も見られた。身近なところに繋がりがあるのも地方に移転した同社の魅力なのかもしれない。
最後に記念撮影。卒業式の撮った写真(上)を見ながら、再現するように同じ位置に立って撮影した(下)。
今回訪れた卒業生に話を聞いた感じだと、同じようにタイムカプセルを埋めた同級生や上級生がいたという。同じように、同社にタイムカプセルを掘り起こしに来る卒業生がまた訪れる日が来るかもしれない。それもまた同社にしかないエピソードだろう。
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