NTTドコモは、かねてから報道されていた前田義晃氏(現代表取締役副社長)が代表取締役社長に就任する予定について、5月8日の取締役会で決議したことを公表した。6月14日の定時株主総会と取締役会で正式に決定される。
前田義晃氏は2000年にNTTドコモに入社。iモード、動画配信、dポイントなど、同社の中でも非通信分野に長く携わっており、現在もスマートライフカンパニー長を務めている。今回の会見では、ユーザーから声が多い、通信品質やサービスの問題点について、しっかり解決していきたいと語った。
一方、今回代表取締役社長を退任する井伊基之氏はNTT東日本やNTT持株の代表取締役副社長を務めたのち、2020年12月にNTTドコモ代表取締役社長に就任。社長在任中の代表的な業務として、「ahamo」の開始やdポイント会員基盤の1億人突破、マネックス証券やオリックスクレジットとの資本提携などが本人の口から挙げられた。