丸形のサブディスプレーは
壁紙を替えたり機能の割り当てが可能
さてnubia Flip 5Gは、昨今では「縦」折りたたみスマホの特徴でもある小型の2ndディスプレーが、折りたたんだ状態でもオーナーが見ることができる位置に配置されている。motorola razr 40が方形のコンパクトなディスプレーなのに対して、nubia Flip 5Gは丸形だ。筆者が以前使っていたUnihertz TickTockの360×360ピクセル液晶にイメージ的には近い。
昨今の多くの2ndサブディスプレーがそうであるように、nubia Flip 5Gもメインのディスプレーとは表示できるコンテンツは別だ。nubia Flip 5Gでは設定の「ホーム画面とロック画面」の「サブディスプレー」の項で表示したい壁紙や機能などを設定することとなる。
壁紙は既成の用意されたものからの選択表示となり、スマートウォッチのウォッチフェイスのようにユーザーによるカスタマイズはできないように思えた。また外部ディスプレーの機能は自撮り用のモニターカメラ、天気予報、音楽のプレイバックリモコン、フィットネス、タイマー、レコーダーがコントロールできる。
IIJの限定セール(6月3日まで)で6万9800円で手に入れたnubia Flip 5Gだが、ヘビーなゲームを一切しない筆者には極めてベストバイな折りたたみスマートフォンだ。nubia Flip 5Gに関する詳細なスペックはZTEの公式サイトを参照してほしい。
現在、Galaxy Z Fold 4、motorola razr 40、nubia Flip 5Gと3台の折りたたみスマホを並行して使っている筆者だが、最近はだんだん大きくて重いGalaxy Z Fold 4の出番が減ってきている。また自宅にいてmotorola razr 40、nubia Flip 5Gのいずれかを使っているときは、折りたたまずにほとんど開いたままのことも多い。
ここ数年、自分のお金で折りたたみスマホを買って使っていて感じるのは、10g、20gの重量比較より携帯のために折りたたんだ時の厚み、携帯時、使用時のグリップ性能の良否、専用ケースの出来だと思うようになってきた。
nubia Flip 5Gは薄い堅牢なアラミドファイバー系のケースがあれば、最高だ。あるいはケースやカバーなしで落としても傷ついても一切気にせずに、ガンガン使う気迫があればそれも最高だ。今はないケースの登場を持っても無意味なので、筆者の気持ちはだんだん後者に近づきつつある。

今回の衝動買い
・アイテム:ZTE「nubia Flip 5G」
・購入:IIJ
・価格:6万9800円(2024年6月3日までの期間限定セール価格)
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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