ビジネスバッグに入るサイズ感、持ち運べる重量感
実用性能が1グレード高いのに価格はスタンダードなノートPCをレビュー「Modern 15 H C13M」シリーズ
MSIの「Modern 15 H C13M」は、Intel第13世代Core Hを搭載する15.6型ビジネス向けノートPCだ。ビジネスノートPCでスタンダードと言われていたのはCore i5、そしてメモリやストレージは必要最低限といったものだったが、ここ数年、リモートワーク期にオンラインビデオ会議などマルチタスクがひとつ上のレベルになり、生産性のためにもパフォーマンスを重視する動きが出てきている。
Modern 15 H C13Mが採用するIntel第13世代Core Hは、消費電力枠の上限がノートPCとしては比較的高く設定されており、ビジネス向けノートPCとしては豊富なCPUコアを搭載するとともに、性能が求められる際には5GHz前後までクロックを引き上げる。今回紹介する「Modern-15-H-C13M-4374JP」はCore i7-13620Hを採用しつつ、実売価格は13万円台前後。しかも永続ライセンス版のMicrosoft Office Home & Business 2021もプリインストールしている。ビジネスにおける強いコスト要求を満たしつつCore i7クラスのパフォーマンスでビジネスを加速させる製品だ。
ビジネスバッグに入る! 2kgを切る軽さのビジネスノート
コロナ明けで出社の機会も増え、あるいは取引先に出向く機会、ノマドワークの機会も増えている。どのようなシーンにも溶け込む嫌味のない落ち着いたデザインがビジネスノートPCには求められる。
Modern 15 H C13Mのカラーリングはクラシックブラック。光沢少なめのブラックはビジネスノートPCの定番色だ。液晶天板のMSIロゴは同社がビジネス・クリエイター向けブランドで用いているシンプルなデザインのものを採用している。エッジは丸めているが、全体的にストレートとフラット面で構成されており、非常にシンプルな見た目と言えるだろう。
サイズは359×241×19.9mm。いわゆる狭額縁パネル採用以降の15.6型の標準的サイズ感だ。厚みについても2cmを切り、クサビ型デザインもあいまってスリム感がある。重量は1.9kgで2kgを切っている。メインの使用場所は事務所や自宅の机の上ということになるが、ビジネスバッグに入るサイズ感、持ち運べる重量感になっている。
インターフェースはUSB 3.2 Gen2 Type-C×1(映像出力、USB PD対応)、USB 3.2 Gen2 Type-A×3、HDMI×1、microSDカードリーダー×1、オーディオコンボジャック×1にACアダプタ用ジャック×1だ。USB Type-Cの採用も増えているが、ビジネスではまだUSB Type-Aの利用のほうが多い。USB 3.2 Gen2 Type-A×3はビジネス向けのスペックと言えるだろう。左に1ポート、右に2ポートのレイアウトで、どちらからもアクセスしやすい。
USB 3.2 Gen2 Type-CポートはUSB PDに対応している。本製品にはACアダプタが付属し、メインとしてはこれをジャックに繋いで充電するが、別途USB PD充電器(90W以上)を用意すればそちらをUSB Type-Cポートに接続して充電することもできる。つまり机の上ではACアダプタを、ノマドワークや取引先に出向く際などはより小型のUSB PD充電器を持っていくといった使い分けが可能だ。
ネットワークはWi-Fi 6Eに対応。有線LANポートは搭載していないが、最新Wi-Fiに対応することで高速ネットワークが利用可能だ。併せてBluetooth 5.3も対応しているので、マウスやヘッドセットなどを無線接続すれば、移動の際にUSBを着脱する手間を省ける。
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