クラシック音楽の祭典『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024』を最大限に楽しむ方法
クラシック初心者ほど注目して欲しい
CMや授業で一度は耳にしたあの曲をオーケストラの生演奏で聴けるチャンス!『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024』
5月3日(金・祝)・4日(土・祝)・5日(日・祝)に行われる『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024』。東京国際フォーラムを中心に、東京・丸の内エリアで開催されるクラシック音楽の祭典で、なんと全部で90公演もの大ボリュームで音楽が楽しめます。
「でもクラシックはあまり詳しくないしなぁ」という方もいると思いますが、大丈夫! かく言う私もそれほどクラシックに精通しているわけではありませんが、今からこのイベントをとっても楽しみにしている一人です。というのも、ラ・フォル・ジュルネでは、昔授業で聞いたあの曲や、CMで耳にしたことのある曲など、「これ聞いたことある!」とハッとする楽曲も多数演奏されるからなんです。ポップスのアーティストのライブだって、耳馴染みのあるシングル曲なら盛り上がれそうだけどアルバム曲までは聞いてないしなぁ……と躊躇してしまうこと、ありませんか? クラッシクだって同じです。知ってる曲なら、絶対楽しめてしまいます。オーケストラの生演奏でクラシックの名曲が楽しめるこの機会、逃しちゃうのはもったいない!
というわけで今回は『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024』で演奏される、クラシックに詳しくなくてもどこかで聞いたことのある曲のコンサート情報を厳選してご紹介します!
CMやテレビドラマでもおなじみ「フィガロの結婚」
モーツァルト:オペラ《フィガロの結婚》序曲
5月3日 (金・祝) 13:00〜13:45
公演番号:112「社会も音楽も、ここに革命あり」
「フィガロの結婚」は優雅で明るく、テンションが上がる曲調で、CMやドラマのBGMとしてもよく使われています。虫さされの薬のCMやフジテレビのドラマ「のだめカンタービレ」でも使用されていました。個人的にはコメディ感たっぷりに「これからへの期待感」を伝えるシーンで使われるイメージがあります。気のせいかな?
いつかの学生時代に習った「ボレロ」
ラヴェル:ボレロ
3日(金・祝)18:15〜19:00
公演番号:114「精密な音は愛と共に自らのルーツへ」
いつどこで聞いたのか定かでないのに、絶対に聞いたことがある超有名曲。おそらく音楽の授業で習ったのではないでしょうか。寸分の乱れもなく一定のテンポで繰り出されるリズム、繰り返される2つの旋律、次第に大きくなっていく楽器のボリュームと、どれも印象的で耳に残ります。
チーズのCMが印象に残るあの曲と、「そろそろ家に帰ろう」という合図の音楽
ブラームス:ハンガリー舞曲集から、ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 op.95「新世界より」
5月4日 (土・祝) 10:15〜11:00
公演番号:211「0歳からのコンサート 踊りいっぱいの東ヨーロッパへGO!」
ブラームスの「ハンガリー舞曲集」の第5番は、2022年の北京五輪でハンガリーの入場時に使われていた楽曲。昔、チーズがさけるCMにも使われており、当時音楽に合わせてチーズをさいた人もいるのでは? また、ドヴォルザークの「新世界より」の第2楽章は、住んでいた地域にもよると思いますが、私が小学生の頃住んでいたエリアで17時になると流れた「帰宅の合図」。このチャイムの音を聞くと「もうこんな時間か」と遊び足りない気持ちになっていました。聞くとちょっとノスタルジックな気分になりそうです。
クラシック音楽は少しハードルが高い印象があるかもしれませんが、歴史が長い分、意外と身近なところで触れている機会が多い音楽でもあります。『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024』は、1公演約45分~1時間程度と短く、大人1公演2,000円台から楽しめるので、軽い気持ちで足を運んでも大丈夫! また、ラ・フォル・ジュルネで行われるコンサートでは、演奏前にその曲の背景や作曲者の逸話について解説してくれることもあるので、よりその曲の世界観を深く楽しむことができます。
ここで紹介した以外にもたくさんのプログラムがあるので、「自分が知っているあの曲はないかな?」と気になる方は、ぜひ公式サイトのコンサート&イベント情報をチェックしてみてください。クラシックとの新しい出合いがあるかもしれませんよ!
ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024
開催日:2024年5月3日(金・祝)・4日(土・祝)・5日(日・祝)
会場:東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町、東京駅、京橋、銀座、八重洲、日比谷
公演数:90公演(有料公演のみ)
主催:ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024 運営委員会 (三菱地所株式会社/株式会社東京国際フォーラム/株式会社KAJIMOTO)
特別協力:三菱地所株式会社
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