YouTubeを見ながら/聴きながら練習できる
そしてスマホアプリの大きな醍醐味が「セッション」の機能です。YouTubeなどURLのあるオンラインコンテンツをアプリから読み込んで、いわばバックトラックにしてギター/ベースの練習ができるのです。リピートを設定した箇所を繰り返し聴きながら練習したり、再生速度をゆっくりめに落とせる機能などもあります。KATANA:GOは筆者のようにバンド仲間がいない「ぼっちギタリスト」に最高のセッション環境を授けてくれます。
片手に心地よく収まるサイズのKATANA:GOには、驚くほど多彩な機能が搭載されています。筆者はまだその全容をつかみ切れていません。いったんレビューのためにお借りした製品をローランドに返却した後、購入した実機をまたじっくりと使い込んでみたいと思います。再びギターを弾くことにのめり込めそうです。
今回はKATANA:GOによる試奏のため、ゼンハイザーが発売したスタジオモニターヘッドホン「HD 490 PRO」を組み合わせてみました。付属する専用ケーブルが3.5mmステレオミニジャック仕様なので、変換アダプターを使わなくてもKATANA:GOに直結できてよいです。
次回は本機を取り上げながら、楽器の演奏・練習用に最適なスタジオモニターヘッドホンの選び方を解説してみたいと思います。
主なスペック | |
---|---|
製品ジャンル | ヘッドホン/ギターアンプ |
ブランド | BOSS |
製品名 | KATANA:GO |
直販価格 | 1万6500円 |
サンプリングレート | 48kHz |
接続端子 | 6.3mm標準入力、3.5mmステレオミニ出力、USB Type-C |
電源 | 充電式リチウムイオン電池(約5時間) |
外形寸法 | W45×H24×D125mm |
質量 | 70g |
筆者紹介――山本 敦
オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。
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