AI Search機能にLLMを組み合わせてパフォーマンスと精度を向上
HPE、AIOps拡張に向け「Aruba Networking Central」に生成AIを統合
2024年03月29日 17時15分更新
ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)は、2024年3月27日、複数の大規模言語モデル(LLM)を「HPE Aruba Networking Central」に統合し、ネットワーク管理におけるAIOps機能を拡張したことを発表した。HPE Aruba Networking Centralは、HPE GreenLake Cloud Platform上でホストされるクラウドネイティブネットワーク管理ソリューションだ。
今回のHPE Aruba Networking CentralにおけるLLMの統合では、ユーザーエクスペリエンスと運用効率の向上を念頭に、検索の応答時間や精度、データプライバシーを強化することに注力しているという。統合されたLLMはサンドボックス環境を通じて活用され、個人や企業を特定できるデータを削除する前処理を実行してデータプライバシーを確保すると共に、ネットワーク運用に関する質問を解決する生成AI機能を提供する。
また、HPE Aruba Networking CentralのAI Search機能に生成AIが組み込まれ、既存の機械学習(ML)ベースのAI機能を補完し、より高度なインサイトやアナリティクス、予防的な機能を提供する。
生成AIベースの新しい検索エンジンは、HPEの2024年度第2四半期(2024年2~4月期)に提供を開始し、HPE Aruba Networking CentralのSaaSモデルにおける2つのライセンス双方で利用できるようになる。なお、HPE Aruba Networking Centralは、HPE GreenLake for Networking(NaaS)サブスクリプションの一部としても利用可能だ。