元々のお客さんが喫茶店のママに？　素敵な縁でつながる交通会館のレトロ喫茶「阿蘇」が居心地よすぎる！

2024年03月22日 12時00分更新

文●丸の内LOVEWalker

撮影：久保田千晴

　丸の内エリアの古き良き昭和レトロなスポットを、一人遊び好きな「LOVE Walker」女子編集部員クルミ（26）が実際に巡り魅力を深掘りする本連載。

　第10回目は、東京交通会館にあるザ・昭和レトロな喫茶店「阿蘇」を訪れました！

記事をお届けするクルミです！最近はようやく暖かい日が増えたな〜と思った矢先に寒い日もあり…。体が追いつきません。苦笑

今回潜入したのはこちら！ラーメン屋やレストランなどの飲食店街に立ち並ぶ、レトロな雰囲気の喫茶店♡

実家に帰ってきたような空間♪ ママとの会話もぜひ楽しんで！

　一週間の始まりの月曜日。さあ頑張るぞ〜と気持ちを切り替えるには、大好きな珈琲を飲みたくなるんです。ちょうどお昼時だったので、軽食も食べられる喫茶店がないかな〜とふらり。先日、友人が喫茶店をおすすめしてくれたことを思い出し「阿蘇」へ向かうことにしました♪

暖簾をくぐると、こじんまりとした空間がお出迎え

　ママが、いらっしゃ〜いと迎えてくれました。店内は、15名ほど座れるカウンター席のみ。このほうがお客さんとのコミュニケーションが取れやすくて良いのだとか。確かに！

　約8年前に先代が引退されてからお店を継いでいるママ。もともとは交通会館の上のフロアで働いていて、ここのお客さんだったんだそう。なんか、そういう縁ってステキですよね♡

ラジオから昭和の歌謡曲が流れています

　せっかくなのでランチセットを頼んじゃお♪ 迷いに迷った末、ベーコンチーズにしました！注文が入るとささっと準備に取りかかるママとスタッフさん。お互いの息が合っている様子が見ているだけで感じとれます。

サラダにトースト、そして珈琲。なんて幸せな組み合わせなんでしょう！

チーズがたっぷりと♡ 早くかぶりつきたくなるっ！！

　焼きたて熱々のトーストからは、玉ねぎとチーズの香りがふんわりと漂います。珈琲は私好みの、しっかりと深煎りの味。最近せわしない日々を送っていたので、こういう時間ってとても大切だな〜としみじみ。

気がついたらお客さんで溢れかえる店内

　お客さんとママが楽しそうに話している様子を見ていたら、私まで自然とニコニコしていました（笑）。お店を出て行くお客さんに、ママが「いってらっしゃい」と声をかけている様子がなんとも温かくてほっこりしました♡ 常連さんが通い詰める理由がわかるなあ。

　お腹もいっぱいになったところだし、そろそろおいとましようかな〜と思ったのですが、もう少しこの空間に居たくなってしまい…。締めのデザートということで、あんみつを注文。

日本の伝統的なデザートとも言える「あんみつ」

　添えられている黒蜜をたら〜っとかけていただきます♡ 桃やさくらんぼ、パイナップルなどのフルーツに、甘さ控えめのあんこのバランスが絶妙。寒天のぷりっとした食感も最高です♪ 甘いものはやはり別腹。あっという間に完食です！ご馳走さまでした！

　実家に帰ってきたような落ち着く空間に、美味しいコーヒーとごはん。それをママとお話ししながらいただくことができるなんて、なんて素敵な場所なの！ちょっと休憩〜という感じでまたふらっと訪れてみたくなる、そんな喫茶店です。

　ということで、第10回「昭和レトロさんぽ」はおしまい。次はどこに行こうかな〜！