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UWBで音声ガイドを自動化。「KDDI MUSEUM」で開始

2024年03月15日 17時15分更新

文● ASCII

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サービス利用イメージ

 KDDIは、6月7日から、東京都多摩市の企業ミュージアム「KDDI MUSEUM」において、スマホに搭載された高精度位置情報「UWB」機能を活用した自動音声ガイドシステムのサービス実証を開始する。本サービスの体験は予約制で、4月8日から申し込みの受付を開始する予定。

体験用スマホ・イヤホン

 本システムは、KDDIが独自に開発したもので、専用アプリがインストールされたスマホを来館者に貸し出し、KDDI MUSEUM内の各展示エリアに近づくと展示内容を説明する音声ガイドが自動再生される。

 UWBによる高精度な位置情報によって、隣接した展示物を誤差数十cm以内で見分けることができ、来館者はスマホの操作不要で、見ている展示物に合った音声ガイドが自動再生される。これにより高い没入体験をうたう。なお、スマホに搭載されたUWB機能を使用した展示物の自動音声ガイドサービスは国内初としている。

 また、音声ガイドのナビゲーターには人気声優の梶裕貴さんらを起用。音声ガイドでは先生役の梶裕貴さんと生徒役の早川咲月さんが会話形式で館内をわかりやすく解説。さらに、2人の会話をサポート役の山下夏生さんが補足説明するため、来館者は展示の解説やグラフィックを見ることなく、順路に沿って見学するだけでミュージアムの内容を知ることができる。

 本実証により、来館者の位置と音声ガイドの開始タイミングや、来館者の見学速度に応じたエリア設定の最適性、音声ガイドコンテンツの内容や長さなどを評価し、自動化ならではの体験価値向上における本システムの有用性を検証する。なお、本実証は、KDDIテクノロジー、村田製作所、NXPジャパンと連携し取り組む。

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