インプゾンビのデマや妨害、募金詐欺も怖い
しかし一方で、スマホが災害時のデマ発生源になることがあることにも注意が必要です。今回の地震においても、Xでは多くのデマポストが横行しました。たとえば「○○に住んでいる家族が逃げ遅れているので助けてほしい」「××で倒れた家具に挟まれている。消防へ連絡してほしい」といったポストです。
また、先ほど挙げた災害対策用の公式アカウントのポストに対して無意味なリポストを投げるアカウントも多数登場しました。これらは、ユーザーに閲覧されることでインプレッションを高めることを目的にしたものです。
現在のXのシステムでは、インプレッションが高まるほどに広告収益金を得られる仕組みになっているため、注目が集まりやすいポストを狙ってリポストすることでお金稼ぎを企んでいるのです。
さらに災害時には、募金を装ったフィッシング詐欺も発生します。メールやSMSによって募金を求めるメッセージを送信し、文中URLから誘導されたWebサイトで個人情報を入力すると個人情報を窃取される……というものです。
よかれと思って起こした行動が悪用されるのは理不尽極まりないというものですが、AI技術でリアルタイムにフィッシング詐欺のSMSを見抜く「マカフィー 詐欺メッセージ対策」機能を使えば騙されるリスクを軽減できます。災害時かどうかにかかわらず活用していただければと思います。
ともかく、デマの拡散や公式のアカウント以外からの募金には応じないよう親御さんに伝えることもまた、家族間の災害対策における重要なミッションになっていくでしょう。
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この連載では、アスキーのYouTubeチャンネル特番「ネットでヒヤッとした話~アスキー×マカフィー」からスピンアウトした、「思わずヒヤッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介しています。
ご自身あるいはご家族が遭遇した体験談、はたまた友人知人から聞いた話でもOK。純粋(?)なサイバー攻撃から、ネットで交流する上でのリテラシーにまつわるイザコザまで広くお待ちしています。ご応募はこちらから!
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