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X68000の電源が100W超に大容量化できる改造キット

2024年03月14日 10時00分更新

文● 鈴鹿 廻 編集● ASCII

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 X680x0シリーズ向けの電源改造キット「PSU SH-X」が家電のケンちゃんにて取り扱い開始。同人ハードウェアの製品で価格は1万8980円だが、初回入荷分は好評につき即完売して次回入荷待ちとなっている。

往年のX680x0シリーズの電源を改造、大容量化できる同人ハードが入荷。ただし初回分はあっという間に完売してしまった

 Raspberry Piを使用した拡張ボードやアクセラレーターなどの登場による、X680x0シリーズの消費電力増加に対応することを考えて作成された電源改造キット。Raspberry Piの消費電力も大きいところ、「XVIでさえ42W消費想定のため、X680x0系は思った以上に電源が弱い」(サークル)という仕様上の限界があり、さらに100W超えが欲しいという声があり本キットが作られたそうだ。

 基板化およびACDC内蔵、電源強化、さらに銅の厚みも強化することで100W超を実現。その一方で、既存の内部コネクタを再利用することでコストを下げているという。

基板にはACDCおよびPSUが実装済みで、電源ケーブルやDCファンが付属している

 製品には、ACDCおよびPSU実装済みのPSU SH-X基板、電源ケーブル、DCファンが同梱。作業に際しては高電圧が発生する、メンテナンス不足の本体に組み込んだ場合に本体またはPSU SH-Xが破損する、といった可能性がある点に注意が必要だ。

 またサークルによれば「テスターでの導通確認、被覆のカット、カシメ等が行える方向け」とのことで、電工用ペンチやワイヤストリッパ、ドライバー、テスター、電気工事用手袋、フェルール端子、フェルール端子かしめなどの工具が必要(あるいは使用を推奨)になる。

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