OpenAIは3月8日、同社のチャットAI「ChatGPT」およびAPIアカウントに、「Google Authenticator」などを使用した多要素認証を追加したことを発表、順次実装されていく模様。
セキュリティーが大幅に向上
You can now add extra security to your ChatGPT and API accounts by turning on multi-factor authentication. Set it up in account > settings. pic.twitter.com/amXkJXK0HZ
— OpenAI (@OpenAI) March 7, 2024
多要素認証を有効にすると、ログイン時にメールアドレスとパスワードだけではなく、Google Authenticatorなどによるワンタイムコードが必要になる。
これにより、仮にメールアドレスとパスワードが流出したとしても、物理的にユーザーのスマートフォンを所持していない限り、アカウントへのアクセスは非常に困難になり、アカウントのセキュリティーが大幅に向上する。
多要素認証を有効化するには、ChatGPTにログインした状態で画面左下のユーザーネームをクリックし、「Setting」を選択する。
「Setting」ウィンドウが開くので、「Multi-factor authentication」の「Enable」ボタンをクリック。
QRコードが表示されるので、スマートフォンのGoogle Authenticatorアプリを起動してスキャンする。
Google Authenticatorに「OpenAI」が追加され、6桁のワンタイムコードが表示される。
表示された6桁のコードを入力して「続ける」をクリック。
万一の場合に利用できるリカバリーコードが表示されるのでどこかに保存し、「続ける」をクリック。
以上で多要素認証の設定は終了だ。ログイン時にひと手間増えるが、ChatGPTを頻繁に利用している人は必ず設定しておこう。