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G-Master Spear Z790/D5をレビュー

水準器付きRTX 4070 Ti SUPERで装い新たに、空冷でも意外と静かな高性能ゲーミングPC

2024年02月28日 10時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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熱がこもりづらいメッシュ仕様のPCケース

 G-Master Spear Z790/D5 のPCケースは、Cooler Masterの「MasterBox CM694」。ミドルタワーの中でもやや大きめのモデルで、E-ATXまで対応する。サイドパネルは標準構成ではスチールだが、強化ガラスモデル(MasterBox CM694 TG)も選べる(BTOメニューで+3800円)。なお、今回お借りした試用機材は強化ガラスモデルだった。

 このPCケースの強みは、天面とフロントがメッシュになっており、通気性が驚くほど高いところ。内部に熱がたまりづらい構造であれば、ファンを低回転で運用できる。結果、動作音が外に漏れやすいメッシュパネルでも動作音が高くなりづらいわけだ。

水準器付きRTX 4070 Ti SUPERで装い新たに、空冷でも意外と静かな高性能ゲーミングPC

フロントは上から下までメッシュで通気性が抜群。※写真は公式画像から抜粋

水準器付きRTX 4070 Ti SUPERで装い新たに、空冷でも意外と静かな高性能ゲーミングPC

天面もメッシュで、熱がこもらない仕様だ。※写真は公式画像から抜粋

 PCケースファンはフロントに吸気用が2基、リアに排気用が1基の合計3基構成で、いずれも120mmサイズ。2連の吸気ファンはCPUクーラーだけではなく、ビデオカードや3.5インチベイにも冷たい外気を送り込める。

水準器付きRTX 4070 Ti SUPERで装い新たに、空冷でも意外と静かな高性能ゲーミングPC

フロントの吸気ファンは見えにくいが、5インチベイの下あたりの中央と下部に2つ並んでいる

 リアの排気ファンの位置は、サイドフローの空冷CPUクーラーから熱風が出てくる位置に近く、PCケース内に熱が拡散する前に強制的に排出できる。そのエアフローに乗らなかった熱も、天面のメッシュ部から逃げてくれる。

 ちなみに、このPCケースは拡張性も優れており、ストレージの増設も簡単だ。3.5インチであればフロント下部、2.5インチなら裏面にも装着できる。

水準器付きRTX 4070 Ti SUPERで装い新たに、空冷でも意外と静かな高性能ゲーミングPC

マザーボードの裏とフロント上部に2.5インチ専用ブラケットがある

水準器付きRTX 4070 Ti SUPERで装い新たに、空冷でも意外と静かな高性能ゲーミングPC

2.5インチ専用ブラケットはネジで固定されている

 最近のPCとしては珍しく、5インチベイも装備している。出番がほとんどなくなったとはいえ、古いデータの整理やダウンロードできないソフトのインストールなどで使うことも少なくない。そうした用途のため、書き込み型DVDドライブを標準搭載している。

水準器付きRTX 4070 Ti SUPERで装い新たに、空冷でも意外と静かな高性能ゲーミングPC

5インチベイにはDVDドライブを標準装備

 なお、光学ドライブが必要ない人なら、BTOで「なし」を選ぶと2950円安くなる。逆に、BDドライブを追加(+6340円~)することもできる。このあたりは好みに合わせて選択しよう。

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