両極端(?)なレンズが同時発表です!
SIGMAが世界初の大口径対角魚眼「15mm F1.4」と小型軽量超望遠「500mm F5.6」レンズを発表!
2024年02月21日 10時00分更新
SIGMAは2月21日に発表会を開催し、フルサイズミラーレスカメラ用の大口径魚眼レンズ「15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE」と「500mm F5.6 DG DN OS | Sports」を発表した。
15mmは民生用としては世界初のF1.4という明るい対角魚眼レンズ。500mmは小型軽量なのが特徴だ。
ともに、ソニーEマウントと、ライカ、シグマ、パナソニックなどのLマウント用で、価格はオープン。オンラインショップ価格は15mmが33万円、500mmが49万5000円で3月14日発売予定である。
世界初のF1.4を実現!
15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE
対角魚眼というのは、対角線での画角が180度を持つレンズで、F1.4という開放絞りの明るさを実現している。
最新の光学設計により各収差を徹底的に補正。魚眼ならではの特徴的な表現と、開放から画面全体における高い解像力を両立している。
特殊低分散ガラスのFLD4枚、SLD3枚、非球面レンズ2枚を含む15群21枚というレンズ構成を採用。サジタルコマフレアを中心に各収差を良好に補正することで、開放から画面全体で星景写真撮影にも耐えうる点像再現性と高い解像力を達成している。
SIGMAの星景写真に特化した機能を持つF1.4広角単焦点Artラインレ ンズは、14mm、20mm、24mmと合わせて4本になる。
スイッチ類は絞りリングクリック、絞りリングロック、AFL、MFL(マニュアルフォーカスロック)、フォーカスモード切換えを搭載。Lマウントボディでのフォーカスリングのリニア/ノンリニア設定の切替に対応する。
リアフィルターホルダー(ガイドプレートGP-21 対応)とレンズヒーターリテーナーを内蔵。付属品は三脚座(TS-141)、プロテクティブカバー(PT-51)が付属で、専用カバーレンズキャップ(LC1040-01)にはロック機構とフィルタースロットが付いている。
レンズ構成:15群21枚(FLD4枚、SLD3枚、非球面レンズ2枚)
画角:180°
絞り羽根枚数:11枚(円形絞り)
最小絞り:F16
最短撮影距離:38.5cm
最大撮影倍率:1:16
最大径×長さ:φ104.0mm×157.9mm
質量:1360g
全長235mmで1370gを実現
「500mm F5.6 DG DN OS | Sports」
超望遠と高い描写力を、小型軽量なボディに凝縮したミラーレス専用超望遠単焦点レンズ。手持ち撮影可能なサイズ感に加え、HLA(High-response Linear Actuator)採用の高速AFと手ブレ補正アルゴリズムOS2を搭載する。
大口径の特殊低分散ガラスを複数枚採用することで、回折光学素子を使用することなくレンズ構成の大幅なコンパクト化に成功している。
光学系を屈折レンズにより構成することで、回折光学素子に由来する独特のフレア・ゴーストを防いでいる。
最新の手ブレ補正アルゴリズムOS2の採用により、5.0段の手ブレ補正効果を実現しており、一般撮影用の手ブレ補正モード1、モータースポーツ等の流し撮りに最適な手ブレ補正モード2の2つの補正モードを搭載する。モード2においては流し撮り専用のアルゴリズム、インテリジェントOSにより、構図の横位置、縦位置を問わず、カメラを上下や斜め方向に動かした場合でも手ブレ補正が働く。
AF時のフォーカス駆動範囲を制限し、素早い合焦を可能にするフォーカスリミッタースイッチを搭載。カメラ側から任意の設定を割り当てられるAFLボタンは3カ所に搭載する。
Lマウント用ではSIGMA USB DOCK UD-11を使用することでカスタムモードスイッチに任意のOSの動作やフォーカスリミッター範囲を設定することが可能だ。また、Lマウント用テレコンバーターTC-1411(1.4倍)、TC-2011(2.0倍)に対応し、最大1000mmの超望遠でAF撮影が可能。
スイッチ類は、絞りリングクリック、絞りリングロック、AFL(3か所)、フォーカスリミッター、フォーカスモードで、OSスイッチとカスタムモードスイッチも搭載する。
レンズ構成:14群20枚(FLD3枚、SLD2枚)
画角:5.0°
絞り羽根枚数:11枚(円形絞り)
最小絞り:F32
最短撮影距離:320cm
最大撮影倍率:1:6
フィルターサイズ:φ95mm
最大径×長さ:φ107.6mm×234.6mm
質量:1,370g