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完全バランスアンプを自作できる中上級者向けのキットが3280円

2024年02月15日 10時00分更新

文● 鈴鹿 廻 編集● ASCII

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 完全バランスアンプを自作できる入出力バランス基板「NNBA-1」が千石電商 秋葉原本店に入荷。「TakazineZone」が手がけた同人ハードウェアで、3280円で販売されている。

低歪みかつ低ノイズなバランスアンプを自作できる同人ハードの基板が入荷。チャンネルごとに完全に独立構成なため、基板2枚セットになっている

 完全バランスアンプまたは完全差動アンプと呼称される、フルディスクリート構成のアンプを自作するための基板。製品は基板2枚セットで構成され、基板1枚で1チャンネル、入力・出力ともに差動なフルディスクリートアンプを作り上げることが可能だ。

 組み立てるアンプは、エミッタ抵抗レスの出力バッファやトランスリニアバイアス回路、低歪み、高スルーレート、高CMRR、低ノイズ、低ポップノイズなどが特徴。ただし完成には追加の部品購入が必要で、回路図を参照してはんだ工作で組み立てられる中上級者向けのアイテムだ。

はんだ工作に慣れた中上級者向けキット。トランジスタの放熱にはM.2 SSD用ヒートシンクを加工して使用するようだ

 電源電圧は±12V~±15V、100mA以上が必要。+12V時のスペックは、ゲインがシングルエンド:10.5dB/バランス:16.5dB、歪率0.004%(バランス2Vrms/1kHz)、CMRR 80dB以上、残留ノイズはシングルエンド:4.4uV/バランス:6.1uV、周波数帯域1~900kHz、S/N比115dB(バランス)など。

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