決勝はルネサンス高等学校対決、なんばeスポーツキャンパス「かれは Chill どれん」が優勝!
LoLを始めたい・始めた人は、「全国高校eスポーツ選手権」を見たほうがいい!
2024年02月13日 11時00分更新
リー・シンを使うRacon選手がボットレーンを強襲
上手すぎる連携に驚き
第1試合のピックチャンピオンは、かれは Chill どれんがウディア(トップ)、ルブラン(ミッド)、リー・シン(ジャングル)、アフェリオス(ADC)、アッシュ(サポート)、強化 GGGがカ・サンテ(トップ)、ヤスオ(ミッド)、セジュアニ(ジャングル)、ルシアン(ADC)、ミリオ(サポート)となった。
序盤からかれは Chill どれんはのり・シンを使うRacon選手が、敵のジャングルまで入っていき、強化 GGGのボットの2人が下がっているとことを見計らってガンク(ジャングルのチャンピオンがレーンに侵入して襲い掛かること)し、2キルを獲得、しかし、強化 GGGのルシアンを使うGOOD TRY選手にも1キルが入った。
かれは Chill どれんはジャングルのリ・シンが、強化 GGGはルシアンが少し育ったというところで、ボットは若干強化 GGG有利かと思われた。しかし、ここでかれは Chill どれんのアッシュを使うwordmon選手が仕掛ける。
ボットレーンの草むらに隠れ、自らが囮となって強化 GGGの2人をおびき寄せる。その間にリ・シンのRacon選手が裏に回ってから攻撃を仕掛け、さらにボットレーンでのキルを重ねた。
徐々にゴールド差をつけていくかれは Chill どれんだったが、強化 GGGも食らいつく。強化 GGGのカ・サンテを使うmattya選手がミッドレーンでかれは Chill どれんのルブランを使うTenT選手を倒し、反撃の兆しを見せた。
そして、集団戦でも強化 GGGは粘り強く戦おうとしたが、かれは Chill どれんの猛攻の前に倒れてしまう。その間にドラゴンやバロンも倒して有利を確保していく。最後の集団戦も、もしかしたら強化 GGGが逆襲するかも! と思ったが、上手く相手のスキルを止めて猛攻したかれは Chill どれんが3人を倒し、そのままネクサスを破壊し、かれは Chill どれんが勝利した。
2戦目は強化 GGGが先にボットレーンで仕掛ける! が……
2戦目のチャンピオンピックは、かれは Chill どれんがウディア(トップ)、ニーコ(ミッド)、ニダリー(ジャングル)、カリスタ(ADC)、ザイラ(サポート)、強化 GGGがカ・サンテ(トップ)、アジール(ミッド)、リー・シン(ジャングル)、ヴァルス(ADC)、アリスター(サポート)となった。
なお、かれは Chill どれんはKaraage選手とhiyoko選手が交代していた。
2戦目も、ボットレーンでの攻防から始まる。1戦目はRacon選手が相手の虚を突いて飛び出してキルを獲得したが、今度はmhato選手がやり返し、先にファーストブラッドを獲得。しかし、それに対してかれは Chill どれんはボットレーンに4人で向かい、逆襲をする。強化 GGGのmhato選手もボットの2人を助けるために駆け付けたが、ここでかれは Chill どれんが2人倒し、逆襲に成功する。
強化 GGGも集団となって奇襲を仕掛けるが、かれは Chill どれんのニーコを使うhiyoko選手が上手く下がりながら攻撃して逆に強化 GGGは倒されてしまった。さらにはTenT選手が使うカリスタがしっかり育ち、Racon選手も合流してボットでダブルキル。
かれは Chill どれんはさらに追い打ちをかけるためにボットレーンに集まり、さらにキルを重ねた。ボットレーンでの攻防が多く発生したのが、2戦目ではとても印象的だった。
そしてかれは Chill どれんはタワーやインヒビターを折ろうと仕掛ける。しかし、ここでGOOD TRY選手が使うヴァルスのウルトでhiyoko選手が使うニーコをスタンさせ、さらにRABI選手が使うアジールのウルトで自陣側にニーコを吹き飛ばし、1キルを獲得。そこからさらに仕掛けて3対2と優勢になるが、強化 GGGの3人の体力が少なくインヒビターは折られてしまう。
そこからさらに、かれは Chill どれんはバロンを狙いに行く。強化 GGGも止めに行きたいが、視界がほとんどないため入って行けない。そのままかれは Chill どれんがバロンを倒して最終決戦に。
最後の集団戦も、かれは Chill どれんが上手く立ち回り強化 GGGを全員倒し、そのままネクサスを破壊。2戦目も、かれは Chill どれんが勝利し、優勝を決めた。
試合終了後には、メダルの授与が行なわれた。準優勝となった強化 GGGのmhato選手は大会を振り返って「最後は勝つ気で来ていたので悔しいですが、それでも準優勝という最後の大会ですごく大きな結果を残せたことは満足しているので、胸を張って準優勝のメダルを持って帰りたいと思います」とコメント。
さらに、「前日までは緊張してどうしようかなというネガティブな会話もありましたが、始まってみたら1戦目も感触は悪くなく、自分たちのプレイができていたよといったようなポジティブな会話ができていたので、最後まで全力を出し切れたのかなと思います」と話した。
優勝したかれは Chill どれんのRacon選手は「この大会で決勝戦では面白いチャンピオンを使わせてもらったので、皆に感謝しています」とコメント。
Ooodaさんに緊張しましたか? と聞かれたchitan選手は「緊張はしないです」と返答。Ooodaさんが緊張しないコツを聞くと「慣れですかね」と応え、Ooodaさんに「ぼくステージ上がる前には必ず緊張するんですけど、一部では大御所って呼ばれてるのに(笑)。すごいですね」と驚かれていた。
TenT選手は「1試合目はいい感じに終わったので、2試合目に繋がることを話していました。ほぼバン&ピックのことでしたけど」とのことだった。
wordmon選手は「僕らはコーチに出会ったときは(ランクは)アイアンとかシルバーだったんですけど、みんなマスターまで上がることができたので、コーチには感謝しています」と話した。
2試合目から出場したhiyoko選手は「1試合目勝ってくれたので、負けちゃいけないなと思って戦っていました。1つだけ大きなミスをしちゃったんでそこだけ悔しかったんですけど、そのほかは上手くできたと思います」と試合を振り返った。
Karaage選手は「1試合目はいいゲームができて、2試合目は観戦していたんですけど、どちらも自分たちの強みであるボットの選手を育てるというゲームが、ちょっと危ない部分はありましたが、フィジカルを活かして巻き返してカバーできたので、よかったです」とコメントした。
そして、最後にゲームプレイや大会に参加するにあたってスポーツマンシップにのっとって誠実にプレイした選手、チームに贈られるベストフェアプレイ章の発表があった。フェアプレイ章は、強化 GGGのmhato選手が受賞した。
mhato選手は「ありがとうございます。ちょっと予想していなかったのでビックリしているんですけど、ここまでがんばってきてよかったなって思いました。ありがとうございました」とコメントした。