みなさん、こんにちは!
横浜・八景島シーパラダイスの飼育員がお届けする「生きもの日記」。
第35回は、「アクアミュージアム」でペンギンやアザラシなどの海獣類の飼育を担当している萩原菜奈がお伝えします。
前回の記事はこちら。
■種類豊富なタツノオトシゴ・ヨウジウオの仲間たち。「辰年」にちなんだ干支を展示!
※過去の連載記事はこちら:横浜・八景島シーパラダイスの飼育員生きもの日記
今回は、「アクアミュージアム」LABO3に新しく仲間になったマゼランペンギンのご紹介です!
マゼランペンギンは、アルゼンチンやチリの沿岸など暖かい地域に暮らしており、巣をつくる際は砂地や砂利を掘り巣穴を作ります。岩間や茂みの下のくぼみに巣をつくったりもします。その穴の中で、直射日光や強風、天敵から身を守ります。
“マゼラン”は冒険家のマゼランが航海中に見つけたため、マゼランペンギンと名づけられました。
マゼランペンギンは、過去の日記でご紹介したケープペンギンと同じフンボルトペンギン属で、体の模様は似ていますが、マゼランペンギンは真っ白なお腹に黒い斑点模様、胸元から脚にかけてある黒い2本線が特徴です。この黒い斑点模様は、年に1度ある換羽という羽の生え変わりが起きても、また同じ場所に斑点模様が出てきます。
フンボルトペンギン属には、フンボルトペンギン、ケープペンギン、マゼランペンギン、ガラパゴスペンギンの4種類が属しており、模様がかなり似ています。
横浜・八景島シーパラダイスでは、全部で10羽のマゼランペンギンがくらしています。
ぜひ皆さまに見ていただきたい場面があり、それはごはんの時間でしか見ることのできない2つの場面です。
1つ目は、“ご飯の時間になると勢いよくプールから上がってくる姿です。”
健康管理のため、1羽ずつ何を何尾食べたか記録しているのですが、少し時間がかかってしまうと足をつんつんと突いて次の餌をせがまれます。
2つ目は、”食べる場所の違いです”
餌をもらった後のペンギンたちをよく観察してみてください。
餌をもらってすぐその場で食べるペンギンもいれば、少し離れて誰もいない自分のお気に入りのところでこっそり食べるペンギン、水中にもって帰り泳ぎながら食べるペンギンなど、それぞれ個性があるので観察してみてください。水中で餌がひらひらしていると他のペンギンが取りに行くこともあります。
自然界では小魚やオキアミなどを食べていて、シーパラではアジやシシャモ、オオナゴを与えています。ペンギンにも好みがあるようであまり好みじゃない魚だと咥えてもすぐ落としてしまいます…。
ちなみにシーパラでくらすマゼランペンギンたちの中で一番人気の魚種はオオナゴです!
そんなマゼランペンギンたちのごはんの時間を解説付きでご覧いただける「海の動物たちのまるわかりツアー”」は、3/4(月)まで実施しております。ぜひ可愛い動物たちに会いに来てくださいね!
横浜・八景島シーパラダイス
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①「海の動物たちのまるわかりツアー」を3/4(月)まで開催中!
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②「SEAPARADISE バレンタイン&ホワイトデー」を3/14(木)まで開催中!
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③「海の動物たちのショー休止について」
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