1月28日、JR池袋駅東口にeスポーツの新たなカルチャー・ムーブメントを発信する拠点として「Café&Bar RAGE ST」がオープンした。eスポーツ施設としてプレー、観戦ができるほか、飲食できるカフェ&バーエリア、さらにグッズを販売するオフィシャルショップを備えている。
「Café&Bar RAGE ST」はCyberZ、エイベックス・エンタテインメント、テレビ朝日が運営する「RAGE(レイジ)」が、JR東本グループ3社が設立したeスポーツカフェ有限責任事業組合のコンテンツパートナーとしてオープンした店舗で、常設eスポーツ施設のPCプレイエリア、ハンバーガーを主体としたメニューを注文できるカフェ&バーエリア、RAGEのeスポーツオフィシャルショップであるグッズエリアの3エリアで構成されている。また、eスポーツはプレーするだけでなく、7台のモニターと81席の観覧席で100名以上を収容可能な観戦設備も備えている。
今回グランドオープンに先駆け、1月26日にオープニングセレモニーが開催され、一足早く施設を見学することができた。
2Fのプレイエリアではおよそ30タイトルがプレー可能。料金は通常の利用料金のほか、初回利用時に入会金として300円が必要。また、備え付けの周辺機器以外に、様々な周辺機器を借りて利用することができる(1台200円程度)ほか、交換ができる500円パックもある。今後は入会金の無料キャンペーンも考えているとのこと。
また、プレイエリアの奥には配信ブースがあり、配信に必要な機材が備えられている。この配信ブースは配信だけでなく、施設全体イベント等にも対応可能だ。
1FのグッズエリアではRAGE、eスポーツプロチーム、ゲームのグッズを販売。内覧会ではPaperRexとのコラボ商品も展示されていた。
オープニングセレモニーにはJR東日本クロスステーション フーズカンパニー長 常務取締役 深谷光浩氏やCyberZ RAGE ゼネラルマネージャー 大崎章功氏らが登壇し、店舗の説明やテープカット、パネルディスカッションが実施された。
深谷光浩氏によると駅を利用する新たな顧客を開拓するための施策の一つとしてサブカルチャーの拠点となる池袋に本店舗を開店。Z世代をターゲットに近年拡大しているeスポーツをテーマにしたとのこと。
また、大崎章功氏は本店舗の狙いとして、コアな人からカジュアルな人まで気軽に利用できる場としての提供や、オフラインイベントは敷居が高いという人へのきっかけにしたいという。
パネルディスカッションではエレクトロニック・アーツ Japan Marketing and Communications Manager 徳永大地氏やCygames マーケティング本部 副本部⻑ 兼 eスポーツ室 室⻑ 川上尚樹氏、OooDa氏が登壇。
徳永大地氏は「パンデミック後ということで環境が変わり、コミュニティーが熱くなっている。日本はオフラインイベントに積極的。カジュアルな人からの注目も高く、オフラインの回数や規模は大きい」、川上尚樹氏は「パンデミック後、eスポーツを色んな人が配信をするようになり、参加するものから人やチームを応援するものに変わってきている。現在は国内がメインだが、海外の選手も招き応援できる文化を作りたい」と直近のeスポーツ市場などについて語った。
大崎章功氏は「eスポーツを見られる環境、触れる環境をカジュアルにしていきたい。様々なイベント・ジャンルに挑戦し、インバウントアウトバウント問わず、RAGEとしてもこれまでに無い形でのイベントを検討していく」と締めくくり、オープニングセレモニーは終了した。
Café&Bar RAGE ST
営業時間
カフェ&バーエリア
平日 7時~23時(L.O.22時30分)
土日祝 10時~22時(L.O.21時30分)
グッズエリア
平日 11時~21時
PCプレイエリア
平日 8時~23時
土日祝 10時~22時