2024年も白色PCを組もう!
真っ白ボディとLEDを装備したPalit「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White OC」に注目
2024年01月31日 13時00分更新
真っ白なGPUクーラーをチェック
キレイな白色カバーはLEDギミックや高級感を出すメタルプレートを備え、垂直配置したくなるデザインになっている。LEDギミックは中央ファンの四方と側面部に内蔵しており、Palitビデオカードツール「ThunderMaster」や、付属の「ARGB SYNCケーブル」を使うことで、マザーボードのLEDツールから発光色や発光パターンをカスタマイズできる。
「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White OC」の最大トピックは、白色のカバーやファンだが、GPUクーラーで最も大事な冷却面や静音性にも不安なし。仕様はGeForce RTX 4070 Tiなどを搭載した「GamingPro」シリーズと同じで、渦巻効果が解消されるファンテールのウィングレットや、エアフローを増加させるファンブレードのゲール・タロンデザインを採用する3基の90mm径ファンを搭載する。
ほかにも、滑らかに空気が流れフィンと空気の接触面を増やす「Y Formula Fins」や、GPUとVRAMに接触する幅広の銅製ベースプレーを採用する大型ヒートシンク、そして基板にはコンパクトな基板の反りを防ぐプレートを備える。
ファンはセミファンレス動作で、GPUコア温度が60度を超えると回転率30%で動作するようになっている。そこで、30~100%の10%刻みでファンの動作音を計測してみた。季節柄、隣室の室外機の音がどうしても影響してしまうので、ファン停止状態でも37dBAと若干騒音値が高めになっているが、ファンの回転数も最大3600rpmの高回転仕様となっているため、騒音値は最大60dBAを超えている。
バラック状態だが、使用感としては回転率50%~でファンの風切り音が多少耳につくようになる。とは言え、今の寒い季節では「3DMark」のストレステスト「Speed Way Stress Test」を20分程度実行した際も、回転率は30%前後を維持していた。また、停止状態から30%まで回転数が上昇するファン回転始動時も、非常に静かで気になるノイズはなかった。
「HWiNFO64 Pro」で、ストレステスト実行中のGPUコア温度なども確認すると、GPUコア温度の「GPU Temperature」は、最大でも60.7度に抑え込まれ、テスト中の平均温度も58.1度になっている。ホットスポット温度は最大72.8度、メモリー温度は最大70.0度と不安のない温度になっている。
真っ白GPUクーラーが魅力の「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White OC」だが、その冷却性、静音性には文句の付けどころがない。