ピクセルは1月26日、Acoustuneブランドのハイエンドイヤホン「HS2000MX MKIII」の予約を開始した。直販価格45万8400円で、発売は2月9日を予定している。
HS2000MXシリーズのバリエーションモデルで、「HS2000MX SHO -笙-」「HS2000MX SHO -笙- MKII」に続く第3弾となる。いずれも、ハウジング部分が開閉可能でドライバーなどを収めた内部の音響チャンバーを交換できる機構（A.C.T.機構）を採用しているのが特徴。
ACT47は、HS2000MX MKIII用の音響チャンバーで、CNC切削の純銀製。純銀素材の採用はACTシリーズとしては初だ。
音を鳴らす核となるチャンバー部分と、安定して装着するためのフレームが分離する構造。素材の異なるチャンバーにすることで音の変化も楽しめる。
構造図
ドライバーは10mm径のダイナミック型で、振動板は日本製のベリリウム薄膜加工ドームを採用した、ミリンクスコンポジットドライバー。ここは従来と同様だが、純銀チャンバーに合わせたチューニングを施している。付属ケーブルの「ARX500」は、線材に高純度OFCを使用した8芯構造で、3.5mm端子と4.4mm端子を交換できるデタッチャブルプラグとなっている。また、パッケージの木箱も、これまでのHS2000シリーズとは異なる木材を使用しているそうだ。
ACT47
ドライバーの構造図
チャンバーやケーブルなどは単体でも販売
合わせて、HS2000MX MKIIIで使用されている純銀製チャンバー「ACT47」（30万700円）、3.5mm/4.4mm端子のハイグレードイヤホンケーブルPentaconn Ear「ARX500」（5万4780円）、ACTチャンバーを収納する専用アルミケース「AAC01」（1万1000円）なども順次単体販売する。AAC01にはACTチャンバーを6ペア収納可能。単体販売のACT47にはAAC01が付属する。
ケーブル
AAC01
AAC01にチャンバーを収納したイメージ
これらの予約も開始しているが、ACT47のみ発売日が未定。3月上旬の出荷を予定しているという。
追記：ACT47の発売日は2月16日に決定した。
