日本の懐古主義とはまた少し違う傾向がありそう
ウォークマンが全盛であったその時代、日本と中国の一人当たりGDPは今からは考えられないほどの差があった。海外製品の輸入も制限されていただろう。それを考えると、中国では若者のみならず、「あの頃は買えなかった」という人々のアナログオーディオが新鮮に映る想いもあるのかもしれない。
ちなみに以上の情報はCES時点のもので、最終的な製品でどうなるかはわからない。
CP13の国内発売は不明だが、海外で3月ごろの発売が予想され、価格は165ドル(約2万4500円)ほどのようだ。カラーバリエーションはホワイト、ブラック、ブルーとのこと。公式のInstagramアカウントを見てみると、発売時にはレトロテイストのイヤホンが標準で付属するらしい。
オートリバース機能はないようなので、若い人はテープにはB面があるということを覚えておいた方が良いだろう。またテープ時代を知っている人は鉛筆の用意を忘れずに。私は指で済ませる派だったが、なにしろ子供の頃だった。肥えた大人の指ではもう入らないだろう。それほど長い時が経たのだ。
Instagramの投稿によると、ポタフェス 2023冬 秋葉原でも参考展示されていた「FF11」をCP13に合わせて透明にする案もあるようだ。
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