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AI推論パフォーマンスは42%アップ!

来るAI時代を支える第5世代インテルXeon、AIのために進化したその凄さとは

2024年01月25日 10時00分更新

文● ジサトラユージ 編集● ASCII

提供: インテル株式会社

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AI向けの第5世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー

 前世代となる「第4世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー」(開発コード名:Sapphire Rapids)は、AIアクセラレータ―の「インテル AMX(Advanced Matrix Extensions)」をはじめ、各種の内蔵IPアクセラレーターを搭載しているという点は既存記事の『今だから知っておきたい「インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー」のイロハ』でも紹介した通り。

 今回の第5世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサーでは、“AI向けに設計されたプロセッサー”を謳っており、さらにAI向けのパフォーマンスが向上しているという。

第5世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサーの特徴

 では、実際に第4世代から第5世代になったことでどこが変わったのか? また、第5世代に切り替えることでどのような効果が得られるのだろうか。まず、第4世代から第5世代の主な変更点は以下の通りとなる。

第4世代から第5世代の主な変更点

 第5世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサーは、第4世代とソケット互換性があり、もともと第4世代を運用していたシステムをそのまま活用できる。

 そのうえで、これまで最大60コアだったコア数は最大で64コアに増加。メモリー速度は前世代で最大4800MT/sだったものが、最大5600MT/sへと増加している。そのほかにも、共有LLCは合計最大320MBで3倍に、ソケット間インターフェースのUPI 2.0の速度は16GT/sから20GT/sになり、CXL Type 3メモリーもサポートした。

 さらに、第4世代では特定のSKUのみでサポートされていたセキュリティー機能である「インテル トラスト・ドメイン・エクステンションズ」にすべてのSKUで対応し、セキュリティー面もより堅固になった。

 また、見た目にもわかる通り、第4世代ではチップレットが4つだったものが、第5世代では最上位でも2つになっている。これにより、レイテンシーも低減しているという。

第4世代に比べて、平均レイテンシーを低減している

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