デル・テクノロジーズは1月11日(北米時間)より、ゲーミングディスプレー「Alienware 32 4K QD-OLED ゲーミングディスプレー AW3225QF」(以下、AW3225QF)、「Alienware 27 360Hz QD-OLED ゲーミングディスプレー AW2725DF」(以下、AW2725DF)を販売する。
同社は「CES 2024」にて、世界初という2つのAlienware QD-OLED(量子ドット有機EL)ゲーミングディスプレーを発表。
鮮やかな映像を提供する「AW3225QF」
CES 2024イノベーションアワードを受賞した「AW3225QF」は、美しさとパフォーマンスを融合した究極のビジュアル体験を提供するゲーミングディスプレー。4K対応のQD-OLEDパネルは、反射を抑制し周辺視野を最大化するよう計算された曲面構造と無限のコントラスト、高純度の黒色表現、最大1000ニットのピーク輝度の組み合わせにより、快適なディスプレー体験を実現する。
4K画質を求めるPCゲーマーやコンテンツクリエーターのニーズに応えるため、240Hzの高速ネイティブリフレッシュレート、0.03msのGtG(グレートゥーグレー)応答時間、Dolby Vision HDR、VESA DisplayHDR TrueBlack 400を搭載。Dolby Vision HDRテクノロジーにより、驚異の明るさ、強化されたコントラスト、鮮やかな色表現、くっきりとしたディテールによるリアルで美しい映像を提供する。これらの高性能を支えるDolby Visionは、明るさを標準画質比で最大40倍アップしたハイライト、同比10倍の深い暗さの黒色表現。ディスプレー画面では鮮やかなカラー表現を提供する。
NVIDIA G-SYNCおよびVESA AdaptiveSyncの採用により、画面のカクカクした挙動やちらつきを抑えてスムーズなゲームプレーを提供。NVIDIA G-SYNCに対応し、NVIDIAより対応認証を取得している。これにより可変リフレッシュレート(VRR)を利用できるため、ユーザーは高品質なゲーミング体験を楽しめる。
Alienware独自のHDMI 2.1 FRL(固定レートリンク)技術により、最新の次世代コンソールゲーム機であれば120Hzリフレッシュレートで4K解像度を楽しめる。HDMI 2.1 FRLは、VRRサポートおよび自動低レイテンシーとともに標準装備されており、トップクラスのコントローラー応答性能を提供。
コンソール専用モードをオンにすれば、ソースベーストーンマッピングの適用によりコンソール向けに最適化されたHDRパフォーマンスを利用できる。eARC対応により、あらゆるサウンドバーをeARCポートに接続できるため、光学ケーブルを床面に這わせる必要がなくなる。
■Alienware 32 4K QD-OLED ゲーミングディスプレー AW3225QF
販売期間:1月11日〜(北米にて)
販売価格:1199.99ドル(米国)/1499.99ドル(カナダ)
※日本国内での販売価格については未定
優れた高速ディスプレー性能を提供する「AW2725DF」
最高のQD-OLEDディスプレーを求める競技レベルのゲーマーやゲーム配信者にとって選択肢となるのが、同じくCES 2024イノベーションアワードを受賞した「AW2725DF」。
競技ゲーミングに適した高速ディスプレー応答性能を、鮮やかな色表現とQHDの高解像度とともに提供。最大360Hzのネイティブリフレッシュレートにより、ユーザーは目まぐるしく展開するゲームプレー中のアクションに対応できる。0.03msのGtG応答時間によるクリアなモーション表現と瞬時のピクセル反応は、モーションブラーやゴースティングをほとんど完全に排除する。VESA DisplayHDR TrueBlack 400は、豊かで明瞭な色表現をサポートする。
標準搭載されるAMD FreeSync Premium ProおよびVESA AdaptiveSyncは、あらゆるフレームレートでアーチファクトのない滑らかな映像表現を提供するため、カクカクした挙動やフレームのテアリングのない快適なゲーム映像を楽しめる。
ミニマルな六角形ベース形状であらゆるデスクトップ構成に適応するコンパクトなディスプレースタンドにより、ほかの周辺機器も余裕をもってデスク上に配置できる。また、長時間の連続セッションをプレーするゲーマーに配慮して、全方位冷却ベント構造が最大限のエアフロー効率を提供する。
■Alienware 27 360Hz QD-OLED ゲーミングディスプレー AW2725DF
販売期間:1月11日〜(北米にて)
販売価格:899.99ドル(米国)/1199.99ドル(カナダ)
※日本国内での販売価格については未定
この連載の記事
-
自動車
第44回 「CES 2024」の自動車トレンドはAIとSDV! 対話AIで気分はナイトライダー!? -
自動車
第43回 ChatGPTが自動車に! CESで見たクルマの未来を変えるサプライヤーたちの驚きのテクノロジー -
ビジネス
第42回 マクニカが開発中、脳波を用いた運転支援システムを体験した -
自動車
第42回 薄く、軽く、賢いホンダの新型EV「ゼロシリーズ」は2040年100%電動化の旗手 -
自動車
第41回 ソニーホンダのEV「AFEELA プロトタイプ 2024」は運転をゲームのように楽しめる -
自動車
第40回 空飛ぶ車がCESに登場! XPENG AEROHTが「eVTOL Flying Car」がスゴイ! -
スマホ
第39回 iPhoneをBlackBerry化するキーボードケース! CES 2024でガッチリチェック -
スマホ
第38回 画面のないキーボード付きタブレット!? ARグラスを使う「Spacetop」を体験 -
スマホ
第37回 紙みたいなディスプレーのスマホ「NXTPAPER」やARグラスを展示したTCL -
デジタル
第36回 スリムになったゲーミングスマホ「ROG Phone 8/8 Pro」の本体と周辺機器を見た -
AV
第35回 驚異的描写力。ドライバー技術「MEMS」はイヤホン市場を変えるかもしれない - この連載の一覧へ