AKRacingの本田 翼コラボチェアは寝落ちしかけるほど快適だった

文● BRZRK 編集●ASCII

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ゲーミングチェア

 様々なラインナップのゲーミングチェアをリリースしているAKRacing。前回は座椅子タイプの「gyokuza」のレビューをお届けしたが(ゲーミング座椅子はマジ快適! AKRacing「Gyokuza Denim」を1週間使って見えた良さ)、今回は若者向けの「Pinon」シリーズがベースモデルとなる「本田翼監修 オリジナルカラーモデル」をお借りした。

 型番で気付く人もいると思うが、本製品はタレントの本田 翼さんが「女性を含む幅広い世代の方が使えるゲーミングチェア」を要望したことで、よくある赤や青などのいかにもなカラーではなく、白をベースとした大人しくもどこか可愛らしさのあるコラボレーションモデルとなっている。

しっかり座って姿勢を保つことができる

 本田翼監修 オリジナルカラーモデルが筆者に届いたとき、すでに椅子が組み上げられた状態だった。あとは梱包・包装を解いてしまえば設置完了と、面倒な組み立てをする必要もなく非常に楽だった(実際は簡単な組み立て作業が発生する)。

 座面に使用されている素材は手触りの良い合皮で、よく見ると凸凹のアクセントが加えられたデザインを採用。こういった強調しすぎない可愛らしさの見た目をしたシートってゲーミングチェアでは珍しいのではないだろうか?

ゲーミングチェア

 実際に座面に体を預けてみると、座面と背もたれに使用されている適度な硬さのクッションが、体を深くまで沈み込ませず自然とラクな姿勢になる。また、腰への負担を軽減させるヘッドレストとランバーサポートもいい塩梅で長時間座っていても疲れにくい。

ゲーミングチェア

 姿勢を保ちやすい理由の1つは、おそらく座面の左右がせり上がった形状をしていて、足を大げさに開いて座るのが少し難しい形状をしているからだろう。公式サイトを見てみると座面の幅は約55cmだが、実際に座れる部分は38cmとやや狭め。ここに座ると自然と足が揃った状態になりやすく、必然的に良い姿勢になりやすいのではないだろうか。うん、座りやすい。

ゲーミングチェア

 実際に座ってゲームを長時間遊んでみたのだが、姿勢が大きく崩れるようなこともなく、遊んだ後も体のどこかに負担を感じられるような事はなかった。変に体を崩さずに済むということは、必然的に集中力も高まるわけで、ゲームを遊ぶにも作業をするにもうってつけと言えるだろう。

ゲーミングチェア

 いくら負担が少ないといっても、それはゼロというワケではない。4~5時間も同じ姿勢で座っていれば当然疲れを感じるものだ。そういった場合にオススメなのが、リクライニング機能を用いた休憩だ。

 このチェアは右側面に背もたれを180度まで倒せる機能が搭載されており、体を伸ばした状態で休憩することができる。

ゲーミングチェア

 身長が178.5cmの筆者がこの機能を使うとき、後ろに倒れすぎるとバランスの問題でひっくり返りそうになるが、その場合は座面に置く体の重心点(お尻)を少し前側にすると安定しやすい(本製品の推奨ユーザー身長は150~170cm)。というか、体がラクすぎて軽く寝落ち仕掛けた次第である。これに別売りのオットマン(足置き)があればより快適に休憩できるだろう。

ゲーミングチェア

手頃な値段で入手できるゲーミングチェア

 昨今のゲーミングチェアは価格がやや上昇傾向にあり、なかなか手を出しにくいという人もいると思う。しかし、本製品は上位モデルと引けを取らない座り心地を提供しつつも、実勢価格が約4万5000円とかなりリーズナブルだ。

ゲーミングチェア

 また、デザインはいかにな“ゲーミング風”をしていない大人しい見た目で、あのカラーリングをちょっと敬遠していたという人には刺さるチェアではないかと思う。個人的には同様のデザインのオットマンがあれば、統一感が出て良かったなぁと思うところではある。まあ、ない物ねだりだが。

ゲーミングチェア

 本田 翼さんが目指したコンセプトのとおり「女性を含む幅広い世代の方が使えるゲーミングチェア」だと言っていいだろう。

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