LTE搭載でWi-Fi要らずのChromebook ! どこでも作業できる「ASUS Chromebook CM30 Detachable(CM3001)」
ASUSから登場する10.5型ディスプレーを搭載したコンパクトサイズのChromebook 「ASUS Chromebook CM30 Detachable(CM3001)」(以下CM3001)。教育機関・GIGAスクール用のモデルとして2024年度の採用に向けて7月に発表済みだが、コンシューマー向けとして全国の KDDI 直営店、沖縄セルラー直営店、および au Online Shopで12月22日より販売開始され、全国の au Style/au ショップでも 2024年1月中旬以降に発売が予定されており、一般のユーザーでも手軽に購入可能となった。価格は6万9800円。
Chromebook のCM3001はどのような製品なのか、特徴をひとつずつ紹介しよう。
【CM3001の魅力 その1】シンプルで頑丈なデザイン、普段使いに適したスペック
CM3001は、2 in 1タイプのChromebook で、付属のカバーがキーボードになっているデタッチャブルスタイルだ。本体の素材にはアルミニウム合金を採用。頑丈で軽いうえ、耐衝撃、耐落下性にも優れており、アメリカ国防総省の品質基準、MIL規格にも準拠している。
このあたりは、机からの落下や取り扱いの不注意といったトラブルの多い教育機関・GIGAスクールでの使用にも耐えられる仕様となっているが、学生でなくても持ち運んで使う機会が多いユーザーにはありがたい性能と言える。
特に本体サイズは、スタンド付き耐衝撃カバーとデタッチャブルキーボードを外したタブレット状態では、約259.5(W)×169.2(D)×8.95(H)mmで重さは約614g。タブレット+デタッチャブルキーボード+スタンドカバーという構成でも約259.5(W)×178.6(D)×17.1(H)mmと非常にコンパクトで、重さも約993g(タブレット+デタッチャブルキーボード+スタンドカバー)と一般的なノートPCと同じか軽量。ビジネス向けバッグでも問題なく入れられる大きさだ。
プロセッサー(SoC)にはMediaTek製のKompanio 520を採用。メモリーは4GB(LPDDR4X-3600)で内蔵ストレージは64GB(eMMC)となっている。「PCMark for Android」でのベンチマーク測定では6651というスコアだった。この数値はリッチなゲームには向かないものの、ウェブサイトの閲覧や、テキストの編集といった作業なら十分な性能だ。
本体内蔵のバッテリー容量は約38Whで、3.7V電圧での換算では約10270mAhとなり、スペック上での駆動時間は約12時間と、スタミナ性も十分に備える。そこで、CM3001の画面輝度を最大にして、YouTube の4K動画を再生し続けたところ(キーボード装着状態)、バッテリー残量100%の状態から0%になるまで、約4時間44分の連続再生ができた。解像度と輝度を落とし、タブレットモードで使えば、さらに長時間駆動が期待できそうだ。
また付属の45W急速充電にも対応しており、付属の充電器など対応製品を使えば短時間で充電できる。外出前の時間がないタイミングでも、しっかりと充電できるのは助かる。
【CM3001の魅力 その2】4GのSIMスロット採用でWi-Fiいらず! いつでもどこでもネットに繋がる
CM3001の大きな魅力は、なんといっても、SIMスロットを搭載しているので単体でのモバイル通信が可能なことだ。Wi-Fiでのインターネット通信やスマートフォンでのテザリングなどが不要なので、いつでもどこでもインターネットに接続して作業ができる。Wi-Fiスポットを探し歩いたり、Wi-Fiのパスワードをお店に聞いたりする必要がない。
残念ながら5Gには対応していないが、LTEの対応バンドはB1/B3/B8/B18/B19/B26/B28/B39/B41/B42となっている。「au +1 collection」からの発売ということで、au回線で運用するのにピッタリのバンドだ。もちろんLTEなので不満なく使えるだろう。
単体で通信が可能ということで、オンラインミーティングをどこでも手軽に始められることが頼もしい。本体にはインとアウトそれぞれに約503万画素のウェブカメラを内蔵しているので、別途周辺機器を接続する必要がないので、持ち歩く際に荷物が少なくて済むというメリットも。
【CM3001の魅力 その3】キーボードカバーやASUS USI Penも付属ですぐ使える!
一般的にデタッチャブルタイプの製品は、キーボードが別売というケースが多いが、CM3001では、ディスプレーカーバーと兼用となるキーボードが同梱されている。10インチクラスのサイズのモデルは、キーボードレイアウトもかなり狭くなるが、CM3001ではフルサイズのキーピッチで、キーストロークも1.5mmありタイピングしやすい。
また、4096の筆圧レベルに対応した高精細なスタイラスペンも本体に内蔵。プッシュ式のためボタンを押すと簡単に本体から取り出せるようになっている。スタイラスペンの充電は本体にセットすれば自動で開始され、15秒の充電で約45分使用可能。そのため、ペンを使いたいのに充電されていないといった状況にはなりにくいだろう。
【CM3001の魅力 その4】Chromebook ならではのスマホ連携
Chromebook が便利なのは、Android スマートフォンとの連携がしやすいこと。Chromebook のスマート フォン ハブの設定で、スマートフォンとの連携機能をオンにしておけば、スマートフォンに届いた通知などがCM3001側にも表示される。さらに、メッセージ系のアプリなどはそのまま返信可能なため、スマートフォンをカバンから取り出したりする必要がないので便利だ。
また、ChromeOS 115 からサポートされた最新機能「アプリストリーミング機能」も、CM3001では利用可能。対応端末はGoogle Pixelなどの一部スマートフォンに限られるが、この機能はスマートフォン側にインストールされたアプリをCM3001側から操作できる機能で、対応するスマートフォンとアプリなら、スマート フォン ハブにアプリアイコンが表示され、クリックするとスマートフォンの画面がCM3001上に表示され操作可能となる。対応端末はこちらのサイトを参考にしてほしい。
CM3001に別途アプリをインストールする必要がなく、またLINEのように1デバイス1アカウントでの運用を限定されるようなアプリでも、Chromebook から使えるようになるので、返信をキーボードで打ちたい人などは助かる機能だ。
もちろんChromebook なので、電子書籍や動画配信サービスといった多くのAndroid アプリが対応しているのも魅力。普段使用しているAndroid スマートフォンと同じGoogle アカウントを使えば、データの同期なども手軽にできる。また、マルチユーザーログインを使えば、それぞれのプライバシーを守りながら家族で共有して使える点も見逃せない。
【CM3001の魅力 その5】教育機関やGIGAスクールで採用されている
ASUSのChromebook は、法人向け・個人向けともにChromebook 市場でシェア1位となっている(※IDC 2023年1月-6月期を基にしたASUSによる調べ)。特に教育期間での採用例が多く、現在1500校以上の教育機関で採用されているという。冒頭でも紹介したとおり、米国軍用規格準拠の堅牢性や、家族間のデータ共有など、子どもにも使いやすい設計で安心感がある。
また、故障原因不問のASUSのあんしん保証対象は、子どもの自損故障にも対応するので、長く付き合っていける製品になっている。
【まとめ】場所を選ばないから仕事に使いやすいCM3001
5つの魅力を紹介してきたが、主にビジネスパーソンのお供としてオススメしたいCM3001。重たいノートPCを持ち歩かなくてもいいし、Wi-Fi環境ので、を求めてうろうろする必要もなく、行った先ですぐにネットに繋いで作業ができるので、機動力がアップし仕事の作業効率があがるだろう。また、メインはハイスペックのPCで、簡単な作業はCM3001で、という2台目のPCとしてもオススメできる。
学校で使われているので子どもも親しみやすい、マルチユーザーログインの機能から、家族みんなで使えるPCとしても最適な製品だ。
また、期間限定でChromebook を購入すると、Google One 100GBとマインクラフトが無料で利用できるキャンペーンを実施中とのことなので、これを機に購入を検討してみてはいかがだろうか。詳細については、こちらのサイトを参考に(Chromebook の購入者特典)。
CM3001発売記念生放送決定!
「ASUS Chromebook CM30 Detachable(CM3001)」の発売を記念して、1月9日20時からアスキーチャンネルにて生放送が決定。番組URLは以下。気になっている人、買おうかどうか迷っている人はぜひご覧ください!