グーグルが音楽配信サービス「Spotify」に対し、アプリ内課金の手数料を優遇していたことがわかった。11月21日(現地時間)、海外メディア「The Verge」が報じた。
Spotifyへの手数料優遇措置は、グーグルとゲームメーカーEpic Gamesが争う裁判で判明したもの。同メディアによると、グーグルのドン・ハリソン氏(グローバル・パートナーシップ責任者)が裁判内で、Spotifyのユーザーに対するアプリ内課金の手数料を4%に設定していると証言したという。
グーグルのアプリ内課金システムを利用する場合、通常は売上の11〜15%の金額を手数料として同社に支払う必要があるが、Spotifyに関しては大幅に値下げされていたことになる。
Epic Gamesはこれまで、アプリ内課金の手数料などを巡りグーグルやアップルと争ってきた。後者については4月、アップルがほぼ勝利するかたちの判決が出ている。