ワークスモバイルジャパンは、スーパーマーケット「ヤマザワ」に「LINE WORKS」を導入したと発表した。
導入の背景
山形・宮城・秋田の3県に70店舗を展開するヤマザワは、本部と各店舗、バイヤー間の情報共有を迅速化するためLINE WORKSを導入。従来の電話やFAX、メールを通じたやりとりでは、通信費の増大やシャドーITの問題が懸念されていた。導入により、陳列のアイデアなどの情報共有が進み、効果的な販促活動が可能となった。
選定理由
スーパーマーケット業務に必須な迅速なコミュニケーションを目的としていたヤマザワは、フィーチャーフォンからスマホへの移行とともに、複数の相手と同時にやりとりできるツールを検討した。そこで、LINEに操作感が似ており、多店舗での定着が見込まれるLINE WORKSの導入。異動が多い業態においては、CSVやExcelファイルを用いたユーザー登録の一括変更が評価された。
導入の効果
電話・メール・FAXをトーク(チャット)に置き換え、全体の情報共有が迅速化
バイヤーが買い付けた新鮮な商品をスマホで撮影し、そのまま店長のトークルームに一斉送信することで、店舗が仕入れるかどうかの判断や店長の意見をリアルタイムに確認できるようになった。これにより、各店舗への提案から発送の段取りまでがスムーズに進むようになっている。
魅力的な店舗の売り場写真を共有し、店舗全体で販促効果の高い売り場づくりに貢献
旬の青果は短期間で変化するため、店頭の中でも特に良い場所に陳列し、お客さんに見てもらえるよう工夫しているという。LINE WORKSの導入により、各店舗から陳列の様子を撮影した写真を即座にトークで共有でき、バイヤーが全店舗に指示を出すことも迅速になった。店舗間で商品陳列の写真をチャット内で毎日送り合い、販促効果の向上に寄与している。
本社から70店舗へのアンケート配布・集計にかかる時間が10分の1に削減
全70店舗にいる社員に対して、新商品開発に際するヒアリングなどのアンケート機能を使用して実施。以前は紙のアンケートをFAXで送信・回収していたが、アンケートの作成や配布及び集計に費やす業務時間が約10分の1まで削減された。紙への記入からスマホでの入力へと変わり、アンケートに回答する店舗側の労力が軽減され、報告漏れもなくなった。
回答結果はCSV出力可能であり、データを加工し二次活用することも容易となる。
ワークスモバイルジャパンのウェブサイトにて、ヤマザワへのインタビューを掲載。詳細はこちら。
セミナーの開催
「従業員を支援し、CX向上を実現するデジタル活用最新トレンド」と題したオンラインセミナーに、ヤマザワの山本哲也氏が登壇。開催は11月9日となる。詳細はこちら。