D1グランプリ2023 TOYO TIRES密着レポート! 第5回
D1GP第7~8戦のTOYO TIRESはアクシデントに苦しんだがポイント差少なく最終戦へ!
2023年11月04日 15時00分更新
ドリフト競技の国内最高峰、D1グランプリ2023年シーズンの第7戦・第8戦が大分県・オートポリスで行われました。ASCII.jpが応援するTeam TOYO TIRES Driftの様子をレポートします。
◆ドライバーコメントチームとは相性のいいオートポリス
前戦終了時点で、#66藤野選手がシリーズランキングトップ、#88川畑選手は11位で迎えたオートポリスラウンド。シーズン屈指の高速ドリフトが楽しめること、またD1ドライバーの何名かが九州出身ということもあって、大会は例年、大盛り上がりです。Team TOYO TIRES Driftの#88 川畑選手は昨年優勝、#66藤野選手も以前、連続で単走優勝したことがあるなど、相性は良さそうです。
コースは例年同様、メインストレートからファイナルコーナーまで。ですが、今年はゾーン設定が変更。中でも最初のコーナーのイン側(ゾーン2)が、よりメインストレート側へ移動。これにより「より角度をつけるドリフト」が求められるようになった一方で、ドリフト状態が維持しづらくなったため、ゴール地点は手前へと移動しました。このゾーン2攻略が、今大会のカギとなりそうです。
観客的にオートポリスの魅力は、近くで見られる「激感エリア」が設定されていること。しかもスタート直後の最初の侵入という、最も迫力のある場所です! 入場券は3000円で、大型モニターが見えなかったり、実況アナウンスが聞こえづらかったりしますが、朝から愛好家の方が陣取っていらっしゃいました。
【第7戦・単走】藤野選手11位、川畑選手12位で追走トーナメント進出へ
陽が落ちると気温は10度を下回るものの、レースウィークのオートポリスは好天。山々は色づきはじめ、秋の訪れを感じさせました。
藤野選手の1本目、1コーナーへ159.4km/hで侵入すると安定したドリフトで98.2。さらに伸ばしたい2本目ですが、点数が伸びずの97.2。
川畑選手の1本目は、確実に点数を取りに行くドリフトで98.13。2本目は、より攻めにいったのですが、審査員席近くでコースアウトし失敗。結果、藤野選手は11位、川畑選手は12位で、無事追走トーナメント進出を果たしました。
【第7戦・追走】藤野選手8位、川畑選手12位で終わる
川畑選手の対戦相手は、同じTOYO TIRESユーザーの#77松山選手(+LenoRacing watanabe)。川畑選手後追いの1本目、逃げる松山選手を捕まえることができません。松山選手100点の走りに対して、川畑選手は97点の走りに後追いポイント0。
入れ替えての2本目。逃げる川畑選手に対して、松山選手は常に後ろをとらえる展開。川畑選手99点の走りに対して、松山選手も99点の走り。さらに後追いポイント9を獲得し、川畑選手の敗退、12位が決定しました。
藤野選手のベスト16戦の対戦相手は、初めての追走進出となった#12久保川 澄花(MUSEE PLATINUM D×D)。久保川選手先行の1本目、逃げを打つ久保川選手はゾーン3でコースアウト。久保川選手96点の走りにコースアウト減点5の91点。藤野選手は95点の走りに後追いポイント4.5点。先行がミスをすると、後追いは距離をとりがちになるため、点数は低くなりがちです。
入れ替えての2本目。ここでも久保川選手はコースアウト。藤野選手がベスト8に勝ち上がりました。
ベスト8の対戦相手は、#46末永正雄選手(D-MAX RACING TEAM)。藤野選手と末永正雄選手は過去、何度も対戦していますが、一度も勝てたことがありません。
末永選手先行の1本目、逃げる末永選手に、藤野選手は一定の距離をおいて追いかけます。末永選手98点の走りに、藤野選手は92点の走りに後追いポイント4。かなりピンチです。
入れ替えて藤野選手先行の2本目。逃げる藤野選手はゾーン3を外してしまいます。藤野選手97点の走りにゾーン不通過減点2の95点。末永選手は97点の走りに後追いポイント5点で、藤野選手の敗退、8位に終えました。優勝は末永正雄選手となりました。
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