ハーマンインターナショナルは10月20日、JBLのサウンドバーの新モデルとして、5.1.2chモデル「JBL BAR 800」を発売した。価格は9万9990円。
本製品は、フラッグシップモデル「BAR 1000」の最大の特長である「完全ワイヤレス・リアスピーカー」を継承したエントリーモデル。
サウンドバー本体には、2ウェイ構成のスピーカードライバーを合計6基搭載。左右チャンネルのツイーターはサラウンド用ビームフォーミングスピーカーとしても機能し、壁反射を用いた側方からのサラウンド再生に寄与する。さらに、天井反射を使うフルレンジのハイトスピーカー左右2基分搭載し、バーチャルサラウンドとは異なる明瞭な上方における音の描写力を発揮するという。
また、充電式ワイヤレス・リアスピーカーにはフルレンジドライバー2基、そして、ワイヤレス・サブウーファーに搭載された大口径250mmウーファーを含めた、合計11基のスピーカードライバーを搭載し、5.1.2chを実現する。総合出力は720Wとなる。
また、Dolby Atmosに対応し、着脱式のワイヤレス・リアスピーカーと、JBL独自の「MultiBeam」テクノロジーにより、立体音響を4つのスピーカーで実現する。MultiBeamにより、ビームフォーミング技術を使い、部屋の壁や天井にビーム状に放出したサウンドを反射させ、視聴位置左右の「サラウンドチャンネル」や、スピーカーの設置が難しい2つの「ハイトチャンネル」において、明瞭な音像を正確な位置に創り出せるとする。
BAR 1000で採用した、着脱可能な充電式ワイヤレス・リアスピーカー技術を本モデルでも採用。サウンドバー本体の両端から取り外し、視聴している場所の背後に設置するだけで、サラウンドチャンネルを追加し、映画館と同じ360度、音に包まれているかのような圧倒的な没入感を得られるとする。
本システムには250mmの大口径サブウーファーが含まれ、爆発音や地鳴り、激流の音など、耳で聞こえる音とは異なる大量の空気を正確に振動させて伝える低域音「LFE(Low Frequency Effects)」を再生可能。
さらに、BAR 1000のために独自開発した、独自のアルゴリズムを使用して声の成分をリアルタイムで解析し、声の成分の輪郭を際立たせ明瞭度を高めるダイアログ・エンハンス技術「PureVoice」テクノロジーを本モデルにも搭載する。
映像・音声の伝送規格も、最新のフォーマットに対応。音声面では、Dolby Atmosの伝送も可能な「eARC(Enhanced ARC)」対応のHDMI端子に加え、デジタル放送やデジタルコンテンツの著作権保護技術である最新の「HDCP2.3(High-bandwidth Digital Content Protection)」に準拠した1系統のHDMI入力、さらに光デジタル入力など、豊富な入力端子を備える。
また映像面ではHDRに対応。ダイナミックHDRのDolby VisionとHDR 10+のパススルーにも対応しており、HDRに対応した4Kテレビの色階調表現力も最大限に発揮できるとする。
本体にはBluetoothのほか、最新のWi-Fi 6に対応したデュアルバンドWi-Fiを内蔵。また、統合型アプリ「JBL ONE」に対応し、部屋を測定する「キャリブレーション」や「EQ設定」などの機器設定が可能だ。
本製品は、JBLオンラインストア、JBL Store(横浜)、JBL公式楽天市場店、JBL公式Yahoo!店およびAmazon JBL公式ストアにて限定販売する。10月20日~27日の期間、JBL公式楽天市場店、JBL公式Yahoo!店、Amazon JBL公式ストアにて購入すると、15%オフクーポンがプレゼントされる。