「40 代・50 代はちょうど折り返し地点」ライフシフト・ジャパンの河野純子が人生 100 年時代 の楽しみ方を指南
40・50代女性の、新しく自分らしい生き方へのライフシフトを応援するKADOKAWAの新事業「brand new ME!(ブラン・ニュー・ミー)」。サービススタートとして刊行されたMOOKの発売記念となるイベント が、2023年8月19日に東京ミッドタウン日比谷・BASE Qホールにて開催された。
「人生100年時代」に対応したライフデザインを支援するライフシフト・ジャパン取締役CMOであり、自身も“自分らしい生き方”を実践している「人生100年時代」に対応したライフデザインを支援するライフシフト・ジャパン取締役CMOであり、自身も“自分らしい生き方”を実践している河野純子氏が登壇した。
河野流 100年ライフの楽しみ方
リクルートにて「とらばーゆ」の編集長を務めた後、住友商事に転職し、働く女性を応援する 新規事業開発に携わってきた河野氏。書籍「ライフシフト」(リンダ・グラットン/アンドリュー・ スコット著、東洋経済新報社)に刺激を受けて退職し、海外留学などを経てライフシフト・ジャパ ンに参加。ソーシャルベンチャーとして、ライフシフト実践者(ライフシフター)の発掘、ライフシ フトのフレームワークやアセスメントの開発、ワークショップや企業研修などを展開している。
そんな河野氏は今回のイベントで、「人生 100 年時代を楽しむ『ライフシフトの法則』」を講演。現代女性、特に40 代・50 代の置かれている社会背景を説明し、“河野流 100年ライフの楽しみ方”を紹介した。
書籍『ライフシフト』でインパクトがあったのが、『2007年生まれ(今の高校生)の日本人の半数が107歳まで生きる』というデータです。『人生 100 年時代』は確実にやってきているし、特に女性にやってきています。60代で引退をするこれまでのライフデザインでは、老後がとても長く、経済的にも、やりがいや生きがいという点でも心配です。『人生100年時代』を楽しく生きていくために、私たち女性は真剣に新しい生き方を考えていかなくてはいけないんです」と河野氏は話した。
3つのキーワードと人生100年時代の「ライフシフトの法則」
新しいライフデザインを考える上で3つのキーワード、“Live Longer、Work Longer(長く生き、長く働く)”、“Learning &Transitioning(学び続け、変わり続ける)”、“Self-Employment(自分で自分を雇う)”を「頭の隅に入れておいてほしい」と河野氏は語った。
そして、ライフシフト・ジャパンが数多くのライフシフト実践者から紡ぎ出した「ライフシフトの法則」を紹介。第1法則は、「心が騒ぐ」、「旅に出る」、「自分と出会う」、「学びつくす」、「主人公になる」の「5つのステージを通る」。第2法則はライフシフトを助けてくれる「旅の仲間と交わる」、第3法則はこれからの人生で大切にしたい「自分の価値軸に気づく」。そして第4法則として、一人ひとりがこれまでの人生の中で心の中にストックしてきた「変身資産(変わるチカラ)を活かす」を解説。「ライフシフトを前に進めていくフレームとして役立ててほしい」と語った。
自分らしい生き方を見つけるコツは、焦らずはじめてみること
最後に河野氏は、「何がライフシフトにつながるか分からないからこそ、なんでもはじめてみることが大事なのではないかなと思う。40代・50代は、『人生100年時代』のちょうど折り返し地点です。後半の人生を考えるのにとても良いタイミングですし、時間はたっぷりある。今すぐこれだというものを見つける必要はありません。焦らずにいろんなことをやりながら、『これが自分にフィットするな』というものを見つけていただければと思います」と来場者にメッセージを送りステージを締めくくった。
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