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ネットで「ヒヤっとした話」を集めよう 第30回

文中リンクや電話番号は詐欺師につながるだけ

最強の詐欺メール回避術は「検索」~身に覚えのない請求にヒヤッとした話

2023年10月19日 17時30分更新

文● せきゅラボ

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「まずは検索」が詐欺から身を守ります!

ネットでヒヤッとした体験をこっそり告白

 ASCII.jpのYouTubeチャンネル特番からスピンアウトした「思わずヒヤッと/ホッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介する連載第29回。

 今回は「身に覚えのない買い物の請求にヒヤリ!……も検索で回避」というお話です。

詐欺っぽいメールには検索で対応していこう

 以前、「お買い上げありがとうございます」的なメールが届き、何か買ったっけ? と確認したら「ECサイトから20万円近い洗濯機を購入したので48時間以内に振り込め」という内容で仰天。

 『そんなもの買った覚えがない!』とメール内のURLをクリックしたらログイン画面が出てきたものの、登録した記憶のないサイトだったのでパスワードなどがわからず。電話で問い合わせようとサイト名でググって掛けたら「そのようなメールはお送りしていません。詐欺メールかも」と言われて二度仰天。速攻削除しました。

 今思えば、詐欺メールに電話番号が書かれていたような気もするのですが、アレに掛けていたら詐欺師への直通電話だったかもと恐ろしくなりました。気が動転してメールを確認せずにググった私、グッジョブ。

 今回のヒヤリ案件は、いわゆる「架空請求」と呼ばれる詐欺にまつわるお話です。

 注文した覚えがない商品について請求メールが送られてきて、支払いを迫られます。そのメールに従ってしまえば、商品の返品作業に必要などと言葉巧みに偽Webサイトに誘導されて個人情報の入力を促され、最終的にクレジットカード情報などの個人情報を盗まれてしまうでしょう。

 また、詐欺師とやりとりしているうちに個人情報を盗まれ、後日別の詐欺被害に遭ってしまうことも考えられます。

 購入した覚えのない商品の請求については、まずはスルーすることが重要です。

 しかし今回の投稿者さんは、動揺のあまりメール本文をあまり確認しなかったとのこと。完全にスルーできたわけではありませんが、動揺したおかげ(?)か、幸運なことに詐欺メールに誘導されてしまうことなく「検索」という行為によってヒヤリ案件を回避できたのです。

 見知らぬECサイトからの請求であり、メールで示されたURLにログインできないとなれば、まずその請求自体を疑う必要があります。メールの内容にそのまま従うのではなく、あらめてECサイト名を検索することで、正規のカスタマーサービスにアクセスできる可能性はかなり高まります。

 投稿者さんのように正規のECサイトにたどり着くことができれば、カスタマーサービスのオペレーターさんに相談することで、送られて来た請求メールが詐欺だということは瞬時に判明することでしょう。

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