TGS2023 GALLERIAブースステージイベントをレポート【前編】
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2023年10月27日 11時00分更新
驚異のUSBポート数、GALLERIAの動画配信向けモデルの魅力を紹介!
2日目となる22日は、GALLERIAの動画配信向けモデルを紹介するステージイベントからスタート。MCにしょぼすけ氏、ゲストとしてASRockの原口 有司氏、NVIDIAのPeter Chen氏が登場した。
動画配信向けモデルは、PCゲーム配信ユーザー、とくに顔出しありで接続機材が多岐にわたるユーザーを想定し、ストレスフリーな配信環境を実現したBTOパソコン。マザーボードにASRock製の配信者向けマザーボード「LiveMixer」を採用しているほか、SSDには「Seagate FireCuda 530 1TB」を、メモリーも標準でDDR 5 32GBを搭載しているのも特徴となる。
原口氏はGALLERIAの動画配信者向けモデルについて「ゲーミングパソコンはたくさんあるじゃないですか。その中で、我々も動画配信者にどうやって快適に配信してもらえるかを考えて製品(LiveMixer)を開発したので、こういったモデルを一緒に作れたのがうれしいですね」とコメント。
Peter氏は「今は配信のハードルがすごく下がりましたので、このような特化したパソコンも、今後はありなんじゃないかなと思います」と話した。
イベントでは、動画配信向けモデルの特徴を紹介。まずは、先述のマザーボード「LiveMixer」について。
LiveMixerはUSB端子を23ポート備えている。原口氏は「これだけあれば大丈夫でしょう。USBハブを使っていて接続が不安定だったり、遅延だったりなんてこともよくある中で、そういった問題点をすべて解決したマザーボードです。過去にないと思います」と説明。Peter氏も「この数はすごいな……」と驚いていた。
また、原口氏はLiveMixerに備えている「LIGHTNING GAMING」ポートと「ULTRA USB POWER」ポートについて説明した。
LIGHTNING GAMINGポートは、マウスやキーボードの接続用に、ほかのポートとは回線を分けてあるのが特徴。原口氏によると、ASRockで検証したところマウスとキーボードを複数のデバイスと同時に使うと、データが飛ぶことも少なくなかったという。そこで、こういった独立した回線を用意することで、データが飛ぶことなく低遅延な操作が可能なポートを用意したとのことだ。
原口氏は「マウスやキーボードがどんどん技術的に新しくなっているんですけど、USBのコントローラー側の進化が追い付いてないことがあります。そこで、専用のポートを用意することで解決したのが、このLIGHTNING GAMINGポートです。マウスやキーボードにコダワルゲーマーさんは多くいらっしゃいますが、接続したパソコンのことまで考えている方は結構少ないと思います。より低遅延にコダワリたいという方にオススメです」と説明した。
ULTRA USB POWERは、オーディオデバイス用に用意されたUSBポート。通常のUSBポートの電圧は5Vとなっているが、ULTRA USB POWERは12Vの電圧を5Vにわざわざ変換している。これは、高い電圧から低い電圧にしたほうが安定しやすいという特性を活かしたもので、これにより電圧の振れ幅をなくし、ノイズやジッターを抑えているのだという。
原口氏は「マニアックではありますけど、ノイズは結構違いがあると思います。とくに配信者さんは音にもこだわりたいと思いますので、ぜひ試していただきたいです」とコメントした。