アドビは10月5日、 JRTT(独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構)によるAdobe Document Cloud/Adobe Creative Cloudの導入事例を公開した。
JRTTは新幹線建設などの鉄道建設事業と貨物船の建造を主な事業とし、地域のインフラを整備する独立行政法人。ペーパーレス化と拠点間の情報共有促進のため、全職員にAdobe Document Cloudを導入。紙文書の電子化で保管スペースをおよそ4割削減し、全拠点の職員が同一のツールを使用することで効率的な業務が可能になったという。
全職員へのAdobe Document Cloud導入については、情報システム課の工数削減も課題の一つだったが、その解決方法としてAzure Active Directory連携を採用。職員へのアカウントや必要な製品・ツール群のインストール・運用管理が可能なため、クラウド認証基盤であるAzureADでのシングルサインオン(SSO)の推進においても大きな役割を果たしているとのこと。
また、鉄道建設事業は地元自治体、関係機関との合意形成や、地域市民からも期待を受ける長期プロジェクトのため、多くの人により伝わりやすい広報業務へ改善の必要性を感じ、Adobe Creative Cloudを採用。広報動画制作の内製化は、特に鉄道建設において求められるステークホルダーとのコミュニケーション促進や合意形成の迅速化に貢献しているという。
導入事例の詳細はこちらを参照。