日本IBMは2023年10月3日、2024年1月に虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(東京都港区)に事業所を新設し、同事業所に本社を移転することを発表した。これにより東京地区の事業所は、虎ノ門、箱崎、丸の内の3カ所となる。
日本IBMは、社員が目的に応じて最適な働き方を決める「フレキシブル・ワークスタイル」に移行しており、働く場所についても、全国の事業所に加えて、サテライト・オフィスやIBM地域DXセンター、時間貸しオフィス、社員の自宅など社員自らが選択している。今回の虎ノ門事業所の新設により、社員の選択肢はさらに増える形となる。
本社となる虎ノ門事業所では、IBMの最新テクノロジーを体感できる「IBM Innovation Studio」が拡張のうえで新設され、IBMのソリューションやテクノロジーの未来を紹介するプロジェクション・マッピングや360度スクリーンの没入型体験空間、ユーザーやパートナーと交流するためのセミナールームなども設置される。また、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーに開設される「TOKYO NODE LAB」併設の、XRライブ配信が可能なボリュメトリックビデオスタジオ「TOKYO NODE VOLUMETRIC VIDEO STUDIO」との連携も検討している。
また、新本社をはじめ各事業所は、社長や役員も含め全社員フリーアドレスとして、オープンなコミュニケーションを促進し、業務効率化やアイデア創出を図っていく。なお現在本社を置く箱崎事業所も、最適な環境整備に向けてリノベーションを実施する。