9月26日、シャオミはドイツ・ベルリンなどで新製品発表会を開催し、スマートフォン新製品「Xiaomi 13T」と「Xiaomi 13T Pro」の2機種を発表した。グローバル市場向けモデルで、ヨーロッパやアジア各国で販売予定だ。なお、27日には日本でも同じモデルが発表されたが、ライカカメラやFeliCaなど一部機能は異なっている。
◆パフォーマンス別に2つのモデルを展開
Xiami 13TシリーズはチップセットにMediaTekのDimensity 9200+を搭載した上位モデルの「Xiaomi 13T Pro」とDimensity 8200-Ultra搭載の「Xiaomi 13T」の2機種展開。両モデルともチップセットとバッテリー以外の性能はほぼ同等で、ヨーロッパでの価格はXiaomi 13T Proが799ユーロ(約12万6000円)から、Xiaomi 13Tが649ユーロ(約10万2000円)からとなる。
Xiaomi 13T Proのスペックはディスプレーサイズが6.67型有機EL(2712×1222ドット)、リフレッシュレートは144Hzでデザインはフラットな形状。フロントカメラはパンチホール式で2000万画素だ。Dimensity 9200+はSnapdragon 8 Gen 2より一部性能で上回っていると言われている。発表会会場ではパフォーマンス確認まではできなかったものの、動画編集やゲームプレイで良好な性能を発揮できるだろう。
本体カラーはBlack、Meadow Greenに加えビーガンレザーのAlpine Blueの3色。写真のモデルはAlpine Blueだ。カメラは「T」シリーズでは初となるライカ監修のものを搭載し、メイン広角は5000万画素 24mm F1.28、超広角が1200万画素 15mm F2.2、望遠が5000万画素 50mm F1.9となる。
Xiaomi 13T Proの本体サイズは約75.7×162.2×8.49mm、206g。ビーガンレザーモデルは厚さが8.62mmで、重さは200gとなる。バッテリーは5000mAhで120Wの急速充電に対応。満充電に要する時間は約19分だ。ボリュームボタンと電源ボタンは本体左側に配置される。カメラのでっぱりは目立つほどではない。
OSはAndorid 13ベースのMIUI 14を搭載する。メモリー構成は最大16GB+ストレージ1TBモデルも用意される。
Xiaomi 13TとXiaomi 13T Proの違いは、前述したようにチップセットと、急速充電が67Wか120Wかだ。Xiaomi 13Tの満充電時間は42分。また、チップセットの違いにより、Xiaomi 13T Proのみカメラは8K/24fps動画録画が可能、Wi-Fi 7に対応する。本体サイズは同等で、重量はXiaomi 13Tがやや軽く197gまたは193g(ビーガンレザー)となる。