初めてのPCにピッタリな15.6インチディスプレーノート
11万円台で手に入るパワフルなビジネスノート「Modern 15 B13M」シリーズレビュー
意外とパワフルで軽めな3DCGゲームなら楽しめる
それでは、気になるModern 15 B13Mシリーズの性能をチェックしてみよう。ベンチマークテストを実行するにあたり、電源の設定は「最適なパフォーマンス」とし電源を接続した状態で計測。MSIのアプリ「MSI Center」の「User Scenario」の設定では、「スマートオート」にしている。
まずは、CPUの性能をチェックする「CINEBENCH R23」から。計測にあたっては、デフォルトの10分間回したときの平均値の設定で行なっている。
結果は、マルチコアが9258pts、シングルコアが1720ptsとCore i5ながらも10コア/12スレッドの威力は高く、十分なパフォーマンスを発揮している。ちなみに、User Scenarioの設定で、「究極のパフォーマンス」でクーラーブーストオンにした状態でも計測してみたが、マルチコアが9367pts、シングルコアが1725ptsと若干パフォーマンスがアップしている。ただフル回転したファンによる音の大きさを考えると、「スマートオート」の設定で利用するのがベストと言えよう。
また今回は新たなバージョン「CINEBENCH 2024」も実行してみた。
結果は、マルチコアで530pts、シングルコアで101ptsだった。新バージョンの指標がどの程度のものなのかは、まだわかりづらいが、参考値として表示されている結果と比較すると、第12世代のCore i7プロセッサー(14コア/20スレッド)より高い値を示している。このことからも、仕事やプライベートで使うぶんには十分な性能であることが伺える。
続いて、アプリのパフォーマンス性能をチェックする「PCMark 10」を実行。
結果は、5318と5000を超えてきた。GPUがCPU内蔵のため、レンダリング系が足を引っ張っており、「Apps Score」は1万3978とかなり高いので、普段使いには何の申し分もないレベルだ。
CPU内蔵GPUではあるが、3DCG性能も「3DMark」で測ってみた。計測したのは、DirectX 12対応した軽めの「Night Raid」とDirectX 11に対応した「Fire Strike」の2つ。
結果は、Night Raidは1万3293とそこそこの値を示したが、Fire Strikeは3221とちょっと厳しめ。軽めのゲームならなんとか大丈夫かなという感じだ。
この結果を受けて、軽めのゲームとして「ドラゴンクエストX ベンチマークテスト」と比較的軽めの「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を実行してみた。
結果としては、ドラゴンクエストXでは、グラフィックスを「標準画質」にすれば「とても快適」評価で、十分プレイできそう。一方ファイナルファンタジーXIVは、グラフィックスを「標準品質(ノートPC)」の設定でも4672の「普通」評価で、ちょっと厳しかった。
最後に、バッテリーベンチとして「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行。電源の設定を「バランス」にし、画面の輝度は20%で計測している。
結果は、7時間11分と公称値の7時間を上回る結果が得られた。充電容量が98%の状態からスタートし3%で終了しているので、実際にはもう少し伸びる可能性がある。このベンチマークテストは、さまざまなビジネス系アプリを実行し続けたときの結果なので、テストとしては結構厳しい。そうした状況でも7時間を超えてくるということは、ちょっとした外出であればACアダプターいらずで作業できることを意味する。
初めてのパソコンとしてオススメしたい
今回使ってみて、性能的には十分だし画面も大きいので非常に見やすく、それでいて価格が11万9800円と言う設定はお手頃価格に感じた。ビジネス用途として購入したい人だけでなく、初めて自分専用のパソコンを購入したいと考えている人にも、コスパ的にとても優れているのでオススメしたい。
仕事でもプライベートでも活躍するModern 15 B13Mシリーズ。Amazonでの専売となるので、気になる人はすぐにポチろう。
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