人気ブロガーのカータンが講演!「好きなことはやった方がいい!」と“日常の楽しみ方”を伝授

文●平井 あゆみ

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 女性たちを応援するイベント「brand new ME!(ブラン・ニュー・ミー) 40代・50代から選ぶ新しい生き方」が、2023年8月19日に東京ミッドタウン日比谷のBASE Qホールにて開催。人気ブロガーのカータンが「カータン流!日常の楽しみ方・生きがいの見つけ方」を講演した。

イベントに出席したカータンは「好きなことはやった方がいい!」とメッセージを送った

 2007年にブログ「あたし・主婦の頭の中」を開設し、コミカルなイラストで日常を赤裸々に描くカータン。近年は、親の介護を中心に記事を投稿しており、主な著書に『健康以下、介護未満 親のトリセツ』『お母さんは認知症、お父さんは老人ホーム 介護ど真ん中!親のトリセツ』(KADOKAWA)などがある。「Japan Blog Award 2008」では総合グランプリを受賞し、「livedoorブログOF THE YEAR 2015」では最優秀グランプリを受賞、以降殿堂入りしている。

 イベントでは、ファシリテーター役を務めた、CA時代の同期生であるK美氏(小林京美)が「カータンは、日常生活の中でちょっとしたことを前向きに捉え、楽しくしていくということの天才!友だちでありながらスゴイと思う」と絶賛。

CA時代の同期生であるK美氏(写真左)も絶賛するカータン(写真右)のポジティブライフ

 するとカータンは「私は50歳を過ぎた辺りから、すごく死を意識しているんですよ」と、内心を告白。「心は20代のままだけど(笑)、箱は確実に年を取っていて。老眼だし、耳も遠くなっているわけよ。あと、今は徹夜をすると3日くらい寝込むし、骨ももろくなった。そんななかで、日本人女性の“健康寿命”は75歳と言われているから『私にはあと19回の夏しか残されていないんだ』と。今年の夏は終わったからあと18回。それをすごく意識するようになって。今までは、友だちにも『来年会おうね』なんて言ってたんですが、もうボヤボヤしていられないわけなんです」と、“健康寿命”に向き合う自身の想いを強く語った。

 そのため「好きなことはやった方がいい!」と断言するカータン。「私は最近、私が作った言葉ですけど“エキ活(=エキストラ活動)”をするようになったんです。エキストラって、サイトに登録すると募集がくるんですけど、スターとの共演が待っているんですよ!?『あの現場にあのスターが来ている』というスター情報も入るようになったし、少しですがギャラももらえることも。どうしてもやりたかった“留置場の女囚人役”もできて(笑)、クレジットに名前も出るって。出演作品の上映も楽しみ。すごくおもしろいし、同じエキストラの若い子とも友だちのようになれて楽しかった。皆さんも現場で会いましょう!」と、“マイブーム”を勧めてくれた。

 また、「年を取ると誤嚥性肺炎になる」という話を知り、「喉を鍛えるといいそうなので、ボイストレーニングも始めた」というカータン。「ちょっとでも興味のあるものは、やってみる。すると楽しかったりする。私は役者を志しているわけではないけど、好奇心があるからエキストラもやってみました。好奇心が私を動かしています」と話した。

 最後に「とにかく迷ったらやる。イベント前に話していたK美の言葉をさっそく使うと、『死ぬ前のメロンより今のスイカ』。これは、最後まで取っておいたメロンを死ぬ間際に食べるより、今のスイカの方がおいしいってこと。あと、体力もなくなってきているけど、元気に食べられるうちに行動して、おいしいものを食べたい」と、ポジティブなコメントも。「(ブログで投稿している)介護の話もそうなんですけど、真面目に取り組み過ぎちゃうと、自分が締め付けられちゃう。習い事もイヤだったらすぐやめる。介護も自分を苦しめてまで一生懸命にならなくていい。なんでも真面目はダメです」と話し、来場者を勇気づけていた。

カータンはK美氏と共に、来場者へ「死ぬ前のメロンより今のスイカ」との金言を授けた

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