USB-C搭載、Proはチタンで軽量化！ iPhone 15徹底大特集 第11回

iPhone 15 Proはチタンフレームで軽量化、新しいボタン、高速USBと新世代要素多数

　アップルは、「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」を発表。9月22日に発売する。予約受付は9月15日開始で、価格は15万9800円と18万9800円から。

iPhone 15 Proが登場！

チタンの採用でPro Maxでは20g近い軽量化！
チップは“Bionic”ではなく、「A17 Pro」に

　側面がフラットなデザインは従来モデルと同じながら、iPhone 15 Pro／15 Pro Maxはハイエンド機らしく、チタン素材の採用や高速なインターフェースなど、最新の要素を多数盛り込んでの登場となった。

カラバリはブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ブルーチタニウム、ナチュラルチタニウムの4色

　まずはデザイン面から。従来のステンレス素材に変わり、側面には強くて軽量なチタニウム合金を採用。前面／背面の両端はやや曲線を持たせており、これにより側面部分は非常に細くなっていることがわかる。なお、チタンフレームの採用で、前モデルと比べても、iPhone 15 Proでは15g（約187g）、iPhone 15 Pro Maxでは19g（約221g）もの軽量化がなされているのも注目点と言える。

大幅な軽量化も達成された

　その側面には、従来のスライド式のミュートボタンに代わり、新たなアクションボタンが設置された。これは触覚フィードバックによるボタンで、ミュート機能のほか、ユーザーが設定したアプリの起動、カメラのシャッターなど、機能のカスタマイズが可能になっている。

側面に新たなボタンが

　メインチップは「A17 Pro」と名称も変わった、新開発のAppleシリコンを採用。最先端の3nmプロセスで製造され、ニューラルエンジンは最大2倍、CPUは最大10％、GPUは最大20％高速になったほか、レイトレーシング機能を搭載。「バイオハザード ヴィレッジ」「バイオハザード RE:4」などのゲームタイトルの移植も発表されており、ゲームパフォーマンスの面でも期待が持てる。

特にニューラルエンジンの高速化がアピールされたA17 Pro

ハードウェアによるレイトレーシング対応も

　このA17 Proには、10Gbps対応のUSBコントローラを内蔵。USB-C化されたインターフェース経由で高速なアクセスが可能に。iPhone 15 Proで撮影した静止画／動画のPCへの取り込みが高速になるほか、最大4K／60fpsでのProResビデオの撮影時には、外部録画用のストレージを接続するのに用いられる。

10Gbps対応のUSBコントローラを内蔵している

iPhone 15 Pro Maxのみに光学5倍の望遠レンズ搭載
256GBモデルからのスタートに

　カメラについては、メインは4800万画素センサーで変わらないものの、画像処理とファイルサイズのバランスに優れた24メガの超高解像度モードをデフォルトで用意したほか、48メガの撮影では従来のProRAWに加え、HEIF画像にも対応。また、24mm／28mm／35mmという3つの焦点距離を簡単に切り替えられるように。さらにiPhone 15 Pro Maxのみに新開発の光学5倍の望遠レンズを搭載（従来モデルやiPhone 15は光学3倍）。これはペリスコープ型ではなく、プリズムによる光の屈折でレンズ長を稼いで高倍率を実現している。

iPhone 15 Pro Maxのみに光学5倍の望遠レンズが

その望遠レンズに光を取り込んでいる状況のイメージ。光が4回屈折してセンサーに入っている

　このほか、iPhone 15シリーズの4モデルにはいずれも、第二世代のUWB（超広帯域無線）チップを搭載。同チップを搭載したiPhone間では従来の3倍の範囲で繋がることができ、相手の端末がどちらの方向にどのくらいの距離であるかを探し出すことができる。無線LANでは6GHz帯をサポートするWi-Fi 6Eに準拠。ワイヤレス充電ではQi2の将来での対応も予定している。

　ストレージは、iPhone 15 Proが128GB／256GB／512GB／1TBの4モデル。iPhone 15 Pro Maxが256GB／512GB／1TBの3モデル。iPhone 15 Pro Maxは256GBモデルからのスタートなので、ドルベースの価格ではiPhone 14 Proの1099ドルからに対し、iPhone 15 Pro Maxでは1199ドルからとなったが、同容量で比べた価格は（ドルベースでは）同額となっている。

主要スペック一覧/p>

 

■関連サイト

• アップル