このページの本文へ

最先端 “エモ”ガジェット徹底レビュー 第11回

(カセットの音が)CDかと思った

【超良い】青春を再生できるフルサイズのCDカセットデッキは迫力が全然違う

2023年09月07日 18時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●こーのス

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

カセットテープを再生して家族に聞かせた素直な感想は
「超イイ。(カセットの音が)CDかと思った」

 さて「AD-850-SE」を試用するにあたって、ちょっと悩んだのがどうやって音を出すのかということ。前述のとおり、一応筆者は「ミニコンポ」を持っていたりするのでスピーカーはありますが、昔のヤングメンも、最近のヤングメンも、家にミニコンポを所有している方のほうが今では少数派ですよね。……ということで今回はAnkerのBluetoothスピーカー「Soundcore Motion X600」(実売価格2万円前後)をオーディオ変換ケーブルで接続し、視聴してみることにしました。

 まずは音楽CDとカセットテープを順番に聴いてみたのですが、忖度抜きでどちらも結構というか、かなり音がいいんです。筆者はオーディオ評論家ではないので、家族にも素直な感想を聞いたのですが、「超イイ。CDかと思った」とカセットテープ再生時の音に驚いていました。

 ちょっと感想を追加すると、最近お借りしたポータブルカセットプレーヤーより音が安定しているように感じました。デッキが大きいぶん駆動機構の回転速度が正確なのかもしれません。

アンプ内蔵スピーカーに接続するため、オーディオ変換ケーブル(ピンプラグ×2~ステレオミニプラグ)を用意。一緒に60分のノーマルテープを入手しました

「AD-850-SE」とBluetoothスピーカーをオーディオ変換ケーブル経由で接続。欲を言えば、手持ちのケーブルでつなげられるように、ステレオミニプラグの出力端子(LINE OUT)もほしかったところ

今回はスピーカーにAnkerの「Soundcore Motion X600」を接続して試してみました

 CDからカセットテープへのダビング、USBメモリーへのリッピングも比較的お手軽。CDとメディアをセットし、「テープ録音ボタン(RECORD TAPE)」または「USB録音ボタン(RECORD USB)」を押して録音待機状態にしたら、あとは再度同じボタンを押すだけ。ソースの再生ボタンと、録音先の録音ボタンを同時に押す必要はありません。またUSBメモリーへリッピングする際には、曲ごとにファイルを分けてくれる機能があります。

 前述したように、カセットデッキにオートリバースが用意されていないため、カセットテープの裏面にも録音する場合には、自分でカセットテープを裏返して、音楽CDを頭出しする必要はあります。ただ、個人でダビングするぶんにはそれほど手間ではないでしょう。なお、プログラムした順番で録音することも可能です。

CDからカセットテープにダビングするには、まず電源をオンにしてから、カセットテープの音楽CDをセット。その後、ソースに「CD」を選びます

つぎに「テープ録音ボタン(RECORD TAPE)」を押して録音待機状態にしてから、音楽CDを再生し、必要に応じて「録音レベル調節つまみ(REC LEVEL)」で録音レベルを調節します。最後に再度「テープ録音ボタン(RECORD TAPE)」を押すと、ダビングがスタートします

CDの分/秒表示と、テープのカウンター表示が動いていれば、正常にダビングされています。CD再生と、カセット録音が同時にスタートするのがラクチンですね

 (次ページ:音楽CD/USBメモリー/カセットテープの音を聞き比べ)

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン