アップルが折りたたみスマホを投入したときに市場は爆発か
2025年のリリースという可能性もある
折りたたみスマホ市場が拡大するためには、価格のハードルを下げる必要がある。
だが、価格が下がっただけでメインストリームになるものなのだろうか? (やはり)アップルを待たなければならないのかという疑問が出てくる。アップルが後を追ったことで、市場が盛り上がった例はスマートウォッチなど過去にいくつもある。しかも、iOSを使い(続け)たい人にとって、折りたたみスマホは選択肢に入らない状況なのだ。
前述のCounterpoint Researchのレポートでは、2027年に折りたたみスマホは年1億台の大台に達すると予想している。ただしこれはあくまで、2025年にアップルが参入する可能性があるという予想に基づいた数値だ。
前述のように消費者の関心は高い。そして展望も悪くない。今年はスマホ全体の成長率は1.1%減だが、折りたたみ式は前年比50.5%増という予想もある(IDCが3月に発表)。
サムスンなどのメーカーにとっては、アップルが参入する前に市場を確立したいところだろう。だが、アップルがもし参入するのであれば、この市場がさらに盛り上がるというメリットをもたらす可能性は大いにある。
筆者紹介──末岡洋子
フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている
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